天正19年2月。秀吉からの不興を買い、理不尽な理由により切腹を命ぜられた千利休。
そんな彼が最期の時まで肌身離さず持ちつづけたのは、かつての思い人の形見である、緑釉の香合……その中には、香と共に、わずかな骨のかけらと、桜色の小指の爪が入っていた。
魚屋の息子として生まれ、茶人として大成してゆく利休。彼の貫き通した美学と、その生涯の原点となるひとつの恋とは……
第140回直木賞受賞作。
最後には切腹させられることになった人生を遡りながら、本人や秀吉、周囲の人々など様々な視点により語られてゆく、利休像とその美学。
構成もうまく、とても惹きつけられるお話でした。
利休の秘められた恋を辿るお話でもあるのですが、何だか秀吉との“らぶすとーりー”っぽくもあり…(笑)。
<09/2/19,20>
そんな彼が最期の時まで肌身離さず持ちつづけたのは、かつての思い人の形見である、緑釉の香合……その中には、香と共に、わずかな骨のかけらと、桜色の小指の爪が入っていた。
魚屋の息子として生まれ、茶人として大成してゆく利休。彼の貫き通した美学と、その生涯の原点となるひとつの恋とは……
第140回直木賞受賞作。
最後には切腹させられることになった人生を遡りながら、本人や秀吉、周囲の人々など様々な視点により語られてゆく、利休像とその美学。
構成もうまく、とても惹きつけられるお話でした。
利休の秘められた恋を辿るお話でもあるのですが、何だか秀吉との“らぶすとーりー”っぽくもあり…(笑)。
<09/2/19,20>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます