黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『幻想郵便局』堀川アサコ(講談社)

2011-07-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
短大を卒業したものの、就職先が見つからない安倍アズサ。履歴書の特技欄に“探し物”と書いたことから、短大経由で、彼女名指しのアルバイトの求人が舞い込んだ。
場所は狗山のてっぺんにある、登天郵便局。そこで働いているのは、局長の赤井、オネエ言葉でアズサに厳しい青木、地主で郵便配達の名人だという老人・登天、まだ姿をみていない鬼塚、地主で郵便配達の名人だという老人・登天の一風変わった面々。
何だか様子が変で、アルバイトを辞めようとするも果たせず、結局そこで働くことに。彼女に頼みたい仕事とは、木簡探し。登天郵便局は、普通の郵便局ではなく、冥界と現世の境界に建つ特殊な郵便局で、その木簡は、元々その地に祀られていた女神・狗山狗山比売に絡む起請文なのだという。
大奥様というあだ名の、楠本観光グループの会長・楠本タマヱ、アズサが中学時代に国語を習った教師・立花千次郎ら郵便局のお客たちとも親しくなり、ちょっとおかしいながらも平穏な日々を送るアズサ。
ところが登天郵便局の天敵であるという狗山比売が出現、そして何者かに殺害され、成仏できずにいる幽霊・島岡真理子の事件についても関わることに……

探し物が得意だというアズサが、あの世とこの世の間にある郵便局でバイトすることになり、いろんなことに巻き込まれるホラーでファンタジーなお話。
割とほのぼのな感じかと思いきや、狗山比売の辺りの展開がちょっと微妙かなぁ;

<11/7/14>


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