2005年。ネルの残したメモや調べを進める中で、コーンウォールの地に邸宅を構えていた名門マウントラチェット家の令嬢・ローズと、ネルが持っていた本の挿絵を描いた画家ナサニエル・ウォーカーが彼女の両親であり、病死したことになっていた彼らの娘・アイヴォリーがネルであるとの確信を得たカサンドラ。ローズたちは、その直前にアメリカで列車事故に遭い、亡くなっていたという。アイヴォリーを連れ出したのは、ローズの従姉妹であるイライザのようだが、その行動の理由がわからない。
1975年。ネルはコテージを買い取り、イギリスに移住するつもりであったのだが、すぐ戻るつもりで一旦帰国した際、突然やってきた娘が幼いカサンドラを置いていったことから、その計画を断念していたのだった。
1900年。父母を亡くし、双子の弟・サミーさえも亡くしたイライザは、母の実家であるマウントラチェット家に引き取られた。そこには病弱な従姉妹・ローズがおり、伯母から疎まれつつも、ローズと仲良くなる中で物語を生み出す能力を開花させる。敷地内の庭園の中に見つけた、秘密の花園…それは奇しくもイライザの母・ジョージアナが愛した場所でもある…で友情を育むふたり。
だがその後、ローズがナサニエルと恋に落ち結婚してからというもの、ローズと以前ほどの親密さがなくなり……
とてもテンポよく読め、三つの時代の話がうまく編みあわされて絶妙な構成でした。
作中作の童話も効果的に配されていて、とても良かったです♪
<11/4/2,3>
1975年。ネルはコテージを買い取り、イギリスに移住するつもりであったのだが、すぐ戻るつもりで一旦帰国した際、突然やってきた娘が幼いカサンドラを置いていったことから、その計画を断念していたのだった。
1900年。父母を亡くし、双子の弟・サミーさえも亡くしたイライザは、母の実家であるマウントラチェット家に引き取られた。そこには病弱な従姉妹・ローズがおり、伯母から疎まれつつも、ローズと仲良くなる中で物語を生み出す能力を開花させる。敷地内の庭園の中に見つけた、秘密の花園…それは奇しくもイライザの母・ジョージアナが愛した場所でもある…で友情を育むふたり。
だがその後、ローズがナサニエルと恋に落ち結婚してからというもの、ローズと以前ほどの親密さがなくなり……
とてもテンポよく読め、三つの時代の話がうまく編みあわされて絶妙な構成でした。
作中作の童話も効果的に配されていて、とても良かったです♪
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