“わたし、呑み込んではまた空になるチューブなの”…生まれて2年半を植物のように無反応に…食べ物を通すだけのチューブのように…育ち、その後半年、野獣のようだったアメリー。祖母から与えられたチョコレートにより、この世の喜びを知った彼女は、ようやく人間として生き始める。
話す言葉の選択、好きだった家政婦・ニシオさん、苦手な池の鯉…。自分は日本人だと、ずっと固く信じていたが……
駐日ベルギー領事の娘として、神戸で生まれ、5歳まで日本で暮らしたというアメリーの、0歳から3歳まで(!)を著した自伝。
まさか周囲の大人たちは、小さな子がこんな哲学的なことを考えてるなんて、思いもしなかったでしょうね~(笑)。すごく達観している部分と、幼い部分とのアンバランスさが、絶妙。
<11/11/30>
話す言葉の選択、好きだった家政婦・ニシオさん、苦手な池の鯉…。自分は日本人だと、ずっと固く信じていたが……
駐日ベルギー領事の娘として、神戸で生まれ、5歳まで日本で暮らしたというアメリーの、0歳から3歳まで(!)を著した自伝。
まさか周囲の大人たちは、小さな子がこんな哲学的なことを考えてるなんて、思いもしなかったでしょうね~(笑)。すごく達観している部分と、幼い部分とのアンバランスさが、絶妙。
<11/11/30>
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