黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『名探偵になりたくて 若槻調査事務所の事件ファイル』保科昌彦(東京創元社)

2012-06-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
大学在学中のバイトから、そのまま調査会社<若槻調査事務所>に入所した若手調査員・向坂貴人は、脚線美評論家を名乗る脚フェチ。
探偵らしく、護身術マニュアルを読んでいたある日、突然事務所に女性が駆け込んで来た。
柿沢朱李と名乗る彼女は、怪しげな男に尾行されていると言う。彼女のすばらしい脚線美にも眼がくらみ、自宅まで送り届けるという依頼を受けた向坂。早速紺のBMWに乗る何者かに追跡され、何とか撒いたのもつかの間、田園調布の柿沢邸の前で何者かに殴られ意識を失い、気がつけば病院。向坂が殴られた後に、朱李は殺害されてしまったという。
彼女は、元モデルで、今では美容院チェーン<サロン・カキザワ>を経営する、柿沢洸一郎の妻ということで大々的に報道されるが、そのニュースを見ていた向坂は、事務所に来た女性は、報道されている被害者よりも美しい脚をしていたことに気づく。
恋人の綾乃に、危険の多い調査員という仕事を辞めるか、自分と別れるかの選択を迫られつつも、脚線美評論家の名に懸けて、別人だと確信する向坂は、調査に乗り出すが……

シリーズ第2弾。第1弾を読んだかどうかが、若干記憶があやふやですが;
ちょっとコミカルな感じもありつつ、ハードボイルド寄りかな。
向坂くんがぼこぼこにされまくってるのが、ちょっと憐れ;

<12/6/6,7>