黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『屋上ミサイル 謎のメッセージ』山下貴光(宝島社)

2012-06-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
都立桜明高校に通う、四人……デザイン科の辻尾アカネ、不良の国重嘉人、陸上部の春美に思いを寄せる沢木淳之介、自殺願望を持つバンドマン・平原啓太……は、屋上に集う“屋上部”のメンバー。
そんな彼らが通う学校では、夏休みを目前にして、ぼや騒ぎや、アカネと同じデザイン科の秋葉伸也の油彩画が切り裂かれる事件、さらには連続暴行事件など頻発し、不穏な空気が流れていた。
しかも何故か被害者たちは誰もが口を閉ざして、詳しく語ろうとはしない。
絵が切り裂かれた折、国重の姿を現場近くで見たという証言もあったことから、一連の事件の犯人として国重が疑われ、噂が飛び交う。
彼の無実を信じる屋上部の面々だったが、何故か一転、自分が犯人であることを肯定し、アカネたちに別れを告げ、距離を置く国重。
その真意を探るべく、彼の奇妙な行動の足跡を辿るが、そこには謎のメッセージが残されていて……

続編。学校で事件が頻発、国重の無実を信じて、屋上部の面々が奔走するお話。
あいかわらずスピード感があって読み易い感じ。暗号を追う様は、さながら名探偵コ○ンのようですね(笑)。

<12/6/5>