黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(11/05) †

2011-05-31 | 新刊情報
<5月>
5/2
門井慶喜『この世にひとつの本』東京創元社  

桜庭一樹『ばらばら死体の夜』集英社

5/11
麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』講談社(ノベルス)

5/中
吉永南央『その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ』文藝春秋 

5/17
近藤史恵『三つの名を持つ犬』徳間書店

西條奈加『四色の藍』PHP研究所 

5/19
西澤保彦『必然という名の偶然』実業之日本社

小野不由美『ゴーストハント4 死霊遊戯』メディアファクトリー 

5/20
北村薫『飲めば都』新潮社 

5/23
川上弘美『天頂より少し下って』小学館 

5/25
桜庭一樹『GOSICKsIV 冬のサクリファイス』角川書店(文庫)

穂村弘『君がいない夜のごはん』NHK出版

恩田陸『隅の風景』新潮社 

5/下
夢枕獏『陰陽師 醍醐ノ巻』文藝春秋

石持浅海『ブック・ジャングル』文藝春秋 

三田完『草の花 俳風三麗花』文藝春秋

5/26
辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』集英社 

5/27
中村弦『クロノスの飛翔』祥伝社 

5/31
長野まゆみ『デカルコマニア』新潮社

荻原規子『RDG4 世界遺産の少女』角川書店(銀のさじ)

乾ルカ『てふてふ荘へようこそ』角川書店

 


『コーラル城の平穏な日々 デルフィニア戦記外伝2』茅田砂胡(中央公論新社)

2011-05-31 | 読了本(小説、エッセイ等)
デルフィニアとタンガ両国の国交回復記念式典が無事に終わり、ラモナ騎士団長・ナシアスとエンドーヴァー子爵未亡人のラティーナとの結婚が正式に決まったある日。
デルフィニア国王ウォルは、いつも働いてばかりいる愛妾ポーラに、たまには一日休んでは、と勧める。
翌日、ナシアスの妹・アランナとともに、コーラル見物に出かけることになったポーラは、召使いの服装に着替え、占い師や祈祷師が集まるという魔法街へ出かけることに……ナシアスたち同様、なかなか進展しない独騎長イヴンとシャーミアンの中を進展させるべく、惚れ薬を調達しようと考えたのだった。
一方、休暇を出したものの、彼女に危険が及ぶことを恐れたウォルは、王妃リィに密かに護衛を依頼。王妃は侍女のシェラを伴い、露店での買物を楽しむ二人を見守る。
ところが、そこでサヴォア公爵バルロとナシアスに遭遇。曰く、このところ、若い貴族の女性ばかりが行方不明になる事件が三件も起きているのだという。シャーミアンとロザモンドを囮として、その調査の為に赴いたのだが、どうもうまくいかないらしい。
そんな中、ポーラたちが、事件に関わりのある館に入ってしまったらしく……『ポーラの休日』、
隣国タンガの領内に、結婚式の真っ最中、婚礼衣装のまま出撃した国王夫妻。
その夜、天幕の中で二人は真剣勝負さながらに賭けに興じていた……『王と王妃の新婚事情』、
西離宮に暮らす、王妃付きの侍女であるシェラは、三日前から王妃が楽しみにしている、牛肉のシチューの煮込みに余念がない。
王妃が執務室から王を連れ出し、ノックス峠に遠乗りに出かけている間、他の侍女たちの顔を出したり、風邪を引いた侍女ローナを見舞いつつ、結婚祝いをさりげなく渡したりと気配り。
その帰り、貴族の娘・エマが、彼女の婚約者だと言い張る、ホランド領主の甥であるサーキス子爵に郭内に入れるようにと無理を言われている場面に遭遇。そんな彼女に助け舟を出し、さりげない風を装いつつ、撃退するシェラ。
さらに、西離宮でパンを作っているところへ襲ってきた五人の男たちをうっかり全滅させてしまい……『シェラの日常』の3編収録。

デルフィニアの外伝・第2弾。ポーラが休みをもらって町に出かける話と、スーパー侍女シェラの裏に表に忙しい日常の短編と、王と王妃の新婚の夜(賭け事してるだけ/笑)の掌編。
久々なのでだいぶ話を忘れてましたが、まぁ、金銀は他作品に出てますしね(笑)。
他の人々が懐かしい~。

<11/5/31>