黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

どっぺり坂のブレッタ@ヒロクランツ

2008-11-26 | スイーツ
 さくさくのリーフパイです(“ブレッタ”はドイツ語で葉っぱの意)。プレーンとチョコレートの2種類。
 上のそぼろは、シナモン風味。
“どっぺり坂”は、お店近くにある坂の名前(だと思う…)。 

 ヒロクランツ:新潟(新潟)

『ガリレオの苦悩』東野圭吾(文藝春秋)

2008-11-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
マンションで一人住まいをしている女性・江島千夏が、転落死した。警視庁捜査一課の女性刑事・内海薫は、冷蔵庫に用意されていたオードブルや、玄関に置かれていた宅配の荷物から、彼女の恋人が犯人だとにらむ。しかし疑わしい人物・岡崎光也は、転落時には、行き合わせたピザ屋の青年と一緒にいたと主張する。何らかのアリバイ工作が行なわれたのはないかと考えた彼女は、先輩の草薙に湯川を紹介してもらえるように頼み込むが……第一章 落下る(おちる)、
かつて、“メタルの魔術師”という異名を取っていた、帝都大学理工学部の元助教授・友永幸正は、脳梗塞の後遺症により思うように身体が動かせず、車椅子生活。その世話はもっぱら、亡き内縁の妻の連れ子・奈美恵に頼っている。自宅の離れには実の息子・邦宏が住んでいたが、多額の借金を作るなど問題を起こしてばかり。
そんなある日、かつての教え子たちを自宅に呼んでパーティをしていると、離れで火事が発生、焼け跡から刺殺されている邦宏の遺体が発見された。事件後、その場に合流した湯川は、事件の捜査に乗り出すが……第二章 操縦る(あやつる)、
湯川の大学時代の友人・藤村伸一が、妻・久仁子と経営する山の中のペンションで、客・原口清武が、崖から転落死するという事件が発生。先に彼の部屋が密室であったことを確認していた藤村は不審に思い、湯川に相談。かくしてペンションにやってきた湯川だったが……第三章 密室る(とじる)、
息子一家が海外旅行に出かけ、老女・野平加世子がひとり留守番をしていた家に強盗が入った。加世子は殺害され、彼女が仏壇に隠し持っていた、10kgもの金塊が盗まれていたことから、犯人はその事情を知る者と思われた。そこで、捜査線上に浮かび上がってきたのは、彼女の家に出入りしていた保険外交員・真瀬貴美子。
貴美子の中学生の娘・葉月は、そんな母の疑いを晴らすべく、常日頃から愛用している振り子を用い、行方不明だった野平家の飼犬の死骸を探し当てた。葉月の言葉の真偽を確かめることになった湯川は……第四章 指標す(しめす)、
“悪魔の手”と名乗る人物から、警視庁と湯川の元に挑戦状めいた怪文書が届いた。自在に人を葬ることができると豪語する犯人は、次の文書で建築現場の作業員・上田重之を転落死させたと告げる。何故か湯川に対して挑戦的な態度を取る犯人は、さらなる犯行を告げ……第五章 攪乱す(みだす)を収録。

『聖女の救済』と同時刊行の、探偵ガリレオシリーズの短編集。
(テレビ版でメインキャラクタとなっている)内海薫は、『落下る』が初登場のようなので、時間の流れ的には、『聖女の救済』よりは先かも。『聖女の~』を読んだ時にも思いましたが、テレビの彼女より小説の彼女の方が何気に有能そうな気が…(笑)。

<08/11/26>