黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ) 下』野村美月(エンターブレイン)

2008-09-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
“書かなくてもいい。ずっと側にいる”――そう告げるななせに救われた心葉は、彼女と付き合いはじめる。だが、そんな彼を流人の言葉が脅かす。“琴吹さんのこと、壊しちゃうかもしれませんよ”と。
そして言葉の通り、ななせを襲いかかる流人。何とか彼女を守ろうと、ガードする芥川と心葉。
ところがそんな中、麻貴の妊娠が発覚……父親は流人。動揺した流人は、心葉の家に愚痴りにやってくる。
ななせと映画の約束をするが、そこへ向かおうとした矢先、流人が入り、遠子が姿を消したという。ななせへの対応を芥川にまかせ、遠子の家に向かった心葉は、そこで切り刻まれた制服と、結衣から叶子へ向け、書かれた差し出されなかった手紙の束を見つける。
心葉が、その行き場所を探す手がかりを得る為、叶子の仕事場に電話をすると、遠子は結衣のところにいるという。それは彼女の墓のある遠野で……

“文学少女”シリーズ・完結編!
最終巻でもかなり激動でしたが、とても素敵なラストでした♪
……でも、扉の向こう側からでも匂いがわかるレモンパイって…(そのまま包まずに持ってきている訳ではないでしょうに/笑)。

<08/9/9>