黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『晩夏の手紙 蛇と水と梔子の花』足塚鰯(集英社)

2005-10-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
船越で開かれた園遊会に参加した後、行方不明になった六姫。彼女の行方を捜す、許嫁・白比佐とその兄・黒波は、六姫の長姉・一妃とその夫・一郎太の暮らす鳥越を訪れた。
しかし、実は六姫は白比佐に手紙を残しており、失踪は自らの意思によるものだった。そしてその手紙の内容は、"許嫁の話はなかったことにして欲しい"というもので……。
一方、姿を消した六姫は姉・二朱の家に身を寄せていた。しかしそんな彼女が原因で、ある騒動が起きてしまい……。 

『蛇と水と梔子の花』続編。六姫と白比佐の2人の関係が微笑ましい感じでした。
前作を読んで、てっきりちょっと昔(江戸くらい)な時代設定だとばかり思ったら、現代だったんですね~(笑)。
個人的に、一太郎の弟・継次郎の本性(鳥の妖。ツバメ)を見たときの、六姫の目の輝きっぷり(猫の妖だから/笑)に、思わず爆笑してしまっていたり(笑)。
……次回はどうやら、おとなしいと思われていた四女・四津の恋愛話になりそうで、(しかも結構波乱のありそうな感じで)ちょっと楽しみ♪

<05/10/12>