黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『アルレッキーノの柩』真瀬もと(早川書房)

2005-07-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
ヴィクトリア朝ロンドン。放浪僻のある主人・鷲見新平の旅行中、留守を預かる遊佐藤十郎は、金欠で下宿を追い出され途方に暮れていた。
たまたま聞いた占い師のお告げに望みを繋ぎ出かけた、トラファルガー広場で、ため息をつくこと十三回。そのため息が原因で、赤眼鏡の公爵・ハートレイに連れられて、報酬と引き換えに権威あるクラブ『十二人の道化クラブ』で起きた怪事件の調査を引き受けることに。
クラブメンバーの元に舞い込む脅迫状。そして殺人が……。
クラブの奇妙な風習や魔女伝説に隠された真実とは?

真瀬さん初のハードカバー本。今までの作品の雰囲気も残しつつ、(ラノベだけでなく)一般書でも通用するところを見せてくれた作品ではないかと思います(ちょっと微妙なところもあるのですが;)。これからも楽しみです♪
……余談ですが、見返しの作者紹介文の『闇夜の烏』のあたりに軽くツッコミを入れてみたり(笑)。

<05/7/16,17>