愛は宇宙に於ける最大の集結力であることが解れば、次に出てくる宣言は、
『吾、神なるが故に、適正有効なる方法経路を以て一切を成功に導く英智である』、
となり次に続くのであります。即ち、
『吾、神なるが故に、完全なる三位一体、神にして常勝キリスト、神人、
一切の創造の焦点である。』
(了)
神性はすでに確乎としてわが裡(うち)に実在する―この事実に全思念を向けるや否や、
直ちにあなた方は
支配力を獲得することができます。神性はまさにわが裡以外どこにも存在しないこと、
常に確乎として実在すること、
これまでは逆念でこの事実をくらまし、自分の意識より追い出していたことを、
四六時中自分に言い聞かせること。
この内在の神に語りかけることです。神が内在することをすでに知り、
その臨在を完全に意識するようになったことを
この神に告げ、さらに出(い)でまして、わが人生に於ける支配力となるように
依頼することです。
次のように宣言なさい。
『われは今、一切の逆念をわが生活より捨て、追放したのである。
わが全存在にわたって、神が完全に
実在ましますことを感謝する。』次にこう宣言するがよい。
『わが魂と生けるキリストとは一体となり、一体化より湧き出づる祝福と満足とを
われは今、味わう。この祝福と
満足とは、久遠を通じてわが裡に変わることなく続く。生けるキリストが
わが裡に完全に確乎として
臨在ましますことをわれは知る、われは淳乎として淳なるキリストなり。』
神にして常勝キリスト>全能の神
集結力>引き寄せて凝固する力、凡そ愛は宇宙空間で最強の凝固力であるといわれる。
神人>神なる人だから、内在の神が宿った個人、かみびと
一切の創造の焦点>すべての創造の極地
逆念>誤謬、間違い
生けるキリスト>わがうちに宿る全能の神
「ヒマラヤ聖者の生活探求Vol.5」(ベアード・T・スポールディング)[霞ヶ関書房]
より引用
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