清水正廣のバードカービング・アート

バードカービング作品、野鳥写真、製作資料など紹介しています。
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キツツキを大切に!

2017-06-15 20:10:18 | フォト

 日本ではアオゲラが最近目覚しく繁殖をしています。彼らが一番嫌いなのが嘴に付くヤニなのです。一般的に野鳥は嘴が命です。餌を食した後は必ず口元を綺麗にします。何時ごろからは解りませんが、マダラカミキリが松の木に寄生し始めて線虫を生み始めました。これは、一説によると雑木の木々が減り寄生を行なう木々の減少が引き起こしたことに起因していると思いますが、戦中、戦後、の松混油の為に針葉樹の植林を行なったことが起因していると思います。松林の寿命は自然系約200年前後、一本の松の寿命が約80年が平均でしょう。あわせて判断しても、前後70-80年の時間は過ぎているようにも感じます。いろんな諸条件は既に多くの時間をなくしてしまっています。このような自然の中で雑木の生命力が倍化しサイクルが変わり始めたのでしょう。これからは松枯れの数も落ち着き自然倒木が多くなり、松の時代が終わりを迎えるでしょう。アオゲラの繁殖がその始まりではと私は思っています。

一寸、難しい話になりましたが、やむなく松ノ木に寄生した時代が過ぎヤニも付かない木々を選ぶのではと思います。