仮 定 さ れ た 有 機 交 流 電 燈

歴史・文化・環境をめぐる学術的話題から、映画やゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。

疑惑3:疑われたのは誰なのか?

2009-01-27 18:37:27 | ※ モモ観察日記
最近、「モモ観察日記」ばかりを書いているが、ここへ来て面白いことを次々と思い出しているのだ。いや、正確にいうと、思い出しているのは当のモモ自身である。つまり、自分で「面白かった」と認識しているわけで、世話はない。

今回の話は、ちょっと深刻?だ。被害が外部へ、それもうちの寺の檀家の方へ及んでいるからである。「事件」はもう仕事納めも済んだ、大晦日にほど近い日の昼下がりに起こった。
現在ぼくらが住んでいるのは、何を隠そう、ホールを1階、納骨堂を2階に持つ、自坊の「会館」の3階である。土日には1階で法事の会食が行われ、2階の納骨堂にも毎日のようにお詣りの方が訪れる。その日、向かいのそば屋で昼食を摂り会館へ戻ると、モモが1階に用事があるというので、ぼくだけが先に3階へ上がった。途中、2階に人の気配がしたが、普通に「ああお詣りの人が来ているな」と思っただけで、そのまますぐ部屋へ入ってしまった。しかし、しばらくするとモモが駆け込んできて、「大変なことになった」という。どうしたのか問い質してみたところ、次のような衝撃的な出来事が発覚した。
用事を済ませたモモが階段を上がってゆくと、2階にそこはかとなく人の気配がする。これは、ぼくが納骨堂に隠れて自分を驚かそうとしているに違いない!と確信した彼女は、裏をかいてやろうと納骨堂へいきなり飛び込み、「怪しいヤツめ!!」と叫んだというのだ。しかし、もちろんそこにぼくの姿はなく、呆気にとられた知らないおじさんが立ち尽くしていただけだった。
気まずい沈黙が流れた後、放心状態になったモモは、そのまま謝りもせずに3階へ駆け戻ってきたらしい。

うーむ…。そのおじさんの方こそ、モモを怪しいと思ったに違いない。一体誰だったのか、考えると頭痛がする。
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