Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

スタジオパークに宮崎あおい

2008-12-13 02:01:25 | テレビ
今日、12日金曜日のスタジオパークに宮崎あおい(以下あおいちゃんでいいよね)が出演していました。ぼくは彼女が前から好きで、と言っても『純情きらり』で彼女のことを知ったのでそれほど年期は入っていませんが、とにかく好きなので大変驚き且つうれしくなりました。スタジオパークでは、普通、ゲストがインタビュールームに行くまでに一般のお客さんたちの間を通るのですが、その際、お客さんたちからたくさんの握手を求められることがほとんど恒例となっていて、それで歩くのがどうしても遅くなってしまいます。ところが、今日のあおいちゃんの場合、誰も握手を求めようとはしませんでした。どうして?こんなに人気がある(はず)なのに…と初め訝しく思いましたが、ああそうか、予め規制がかかっていたんだ、と考えました。つまり、たぶんお客さんが握手を求めていつもよりゲスト(あおいちゃん)に殺到することが予想されるので、そういうことはしないで下さい、という禁止のお達しがあったのだ(たぶん)!

さて、インタビューは当然『篤姫』のことで、自分と篤姫とは同じようでいて、でも違うという客観視もできている、というようなことを言っていました。以前、同じスタジオパークで、橋爪功から「役者というのは役になりきってはいけないんだ」とアドバイスされたという話を柊瑠美がしていましたが(『すずらん』の頃ですが)、それを思い出しました。

それにしても、あおいちゃんは本当に可愛くて、『純情きらり』のときはそのあまりの可愛さゆえに彼女がアップで映っているときはテレビ画面をぼくは正視できなかった、ということを以前このブログに書いた覚えがありますが、それほど可愛くて、『純情きらり』以来一遍に好きになってしまったのでした。

今日のあおいちゃんはとても涙もろくて、インタビュールームに入るなりもう泣いていました。『篤姫』の撮影が終わってから、涙もろくなってしまい、大変に感じやすくなっている、とのこと。番組の最後でも泣いていました。泣きっぱなし。今は蓄える時期なのだそうです。この感じやすい時期に、なるべくたくさんの本を読み、お芝居を見て、勉強しそれらを吸収するのだと。立派な心掛けですね。

ところであおいちゃんは『篤姫』で一番印象に残ったシーンとして、前回の放送の小松帯刀との会話シーンを挙げていました。彼は自分のかつての恋心を打ち明けた後、篤姫に尋ねます。もし養女の話がなかったら、自分と結婚してくれましたか、と。このシーンは前前回の放送の予告でも出てきていたので、ぼくはそのとき篤姫の答えを予想しました。彼女はこう答えるはずだ、いえ、家定様と結ばれる運命だったと思います、と。実際には、篤姫はこう答えました。夫・家定と相談いたします、と。なるほど、これしかない、と今なら思えます。あおいちゃんは、この応答を帯刀との関係の集大成だと呼んでいましたが、そればかりでなく、家定との関係の、そして篤姫という女性の生き方の集大成であるように思えます。好きになった人をいつまでも想い続けることは、一本筋の通った真直ぐな生き方の反映だからです。しかも、はっきりと否定せずに、やんわりと否定するその答えは、品があり、成長した篤姫の姿を印象付けます。

そういえば、先日の朝日新聞の投書欄に、今の若い人たちにはかつて日本人の持っていた鼻濁音の発音が見られず、ドラマで篤姫もまた鼻濁音のない発話をしているのを聞くのには軽い忍耐を要した、という意味のことが述べられていましたが(ちなみにこの投書は別に『篤姫』を攻撃するものではなく、鼻濁音のなくなった現代を嘆くものです)、こうした事態を憂慮するのは「私だけだろうか」と結ばれていて、ぼくは即座に思ったものです、「あなただけだ」と。まあ色々な人がいるので実際には他にも憂慮している人が大勢いるのかもしれませんが、そのせいであおいちゃんの声を聞くのに忍耐を要するのでは、ちょっと可哀想な気がします。でもしかしこれは、完全な脱線でした。

あおいちゃんは、映画、NHKのドラマ、CM等に出演して、民放のトレンディドラマには出ませんが、こうして大女優になっていくんだなあ、と思います。来年には舞台があるそうです。40年後、どんな女優になっているんだろうなあ。


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