爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

時代劇

2010年02月24日 | ブログ

子供の頃に見た時代劇で記憶にあるのは、チャンバラ場面を震えながら見ていた嵐寛寿郎が演ずる「鞍馬天狗」、好きな時代劇を問われたら、市川歌右衛門が演ずる痛快時代劇「旗本退屈男」と迷わず答える。

時代劇に登場する代表的なものに庶民長屋がある、江戸時代の庶民の殆どは長屋住まい、長屋の管理人の大家さん、家賃の取り立て以外に、今でいう行政書士や民生委員の役目を勤めながら長屋の住民からは親のように慕われた存在だったようで、他にも悪代官、悪徳商人、大店のどら息子と言ったところが登場するが、これらは平成の御代でも名称は違っても似たようなのは存在するけど。

居間、食堂、寝室を兼ねた一部屋の庶民長屋、今で言うワンルームマンションに必ず登場するのが怠け者の大工や植木職人、傘張り浪人など日銭を稼ぎながらの貧乏人達だが、長屋全体が大家さんを中心に堅い絆で結ばれている情景は、福祉の原点を見ているようで、ほのぼの気分にさせてくれる。

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