爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

のめし

2018年06月10日 | 日記

新潟の方言で、怠けることを「のめし」、怠け者のことを「のめしこき」という、子供のころに親や大人達からよく言われたもので、手抜きしたり、面倒くさがったりした時に使われた言葉である。

居間のテーブルの上には、テレビ、扇風機、エアコンのリモコンと言う「のめしこき」にとっては何よりの機器がある、リモコンを手の届かないところ置くことで運動不足を補っている人もいるらしいが。

最新のトイレは、腰掛けるだけでリモコン操作ですべての用を足してくれるし、部屋の点灯や消灯は自動、ホテルやレストランで、複雑なリモコンに出会って「のめし」もできず、しばし頭の体操することもある。

高校生(昭23年~26年)の時、数学は教科書に沿ったガリ版刷りの解答集が東京で売っていた、考える必要がないことから、「のめし」と呼ばれ、爺も利用することで「のめし」していた。


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