爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

旧国鉄家族

2017年06月10日 | 日記

小学生の頃、年に一度は両親に連れられ新潟市へ汽車で家族旅行、羽越線坂町駅から途中の新津駅で乗り換え、片道2時間半ほどの旅、鉄道記念日に発行される家族無料パスを利用した旅行だったのである。

新潟駅から萬代橋を渡り、大和と小林百貨店、二つのデパート屋上遊園でのお遊び、食堂ではクリームソーダ、白山公園で猿との対面、乗り物も利用しないで幼い妹とよく歩いたと思う。

年に一度は、職員及び家族の慰安会と称して、踊り、芝居、人気歌手の歌謡ショーが地区単位での開催や国鉄職員家族だけが利用する鉄道病院や診療所など、福利厚生には恵まれた環境だった。

二軒長屋の鉄道官舎敷地の中央には、男女別に入浴時間を指定された共同風呂が用意されていた、同じ新潟鉄道局管内である新潟、秋田、山形、福島の御国訛りが飛び交う裸での社交の場だったのかも。


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