爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

日本人横綱

2017年04月10日 | 日記

強さと脆さが同居している力士だとも言われていた稀勢の里の横綱昇進と大阪場所でのドラマチックな逆転優勝で世の中が沸いている、稀勢の里の似顔絵の書いたものなら何でも売れ切れだそうだ。

日本古来の相撲とは、神道に基づいて男性が神前にその力を捧げる神事が根源であり、横綱には強さだけでなく、品格や厳格さが求められ、礼儀作法が非常に重視されるのだと言う。

懸賞金の束を土産の寿司おりのようにぶら下げて花道を引きあげていた朝青龍、行司から受け取った懸賞金の束を館内に見せびらかすように高く掲げる白鵬、横綱としての品の無さに好角家たちが眉をひそめるのも分かる。

久しぶりに見る日本人横綱の稀勢の里は、懸賞金の束をノートと教科書を抱えた学生みたいに小脇に抱えて引き上げる様子が真面目な稀勢の里らしく、いいじゃないとは親方衆の感想、個性の違いか。


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