爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

節分

2012年02月01日 | ブログ
 

近頃の節分では、恵方巻きの丸かぶりがお盛んのようで、ホテル、デパート、コンビニ、スーパーによる販売合戦もお賑やかに、七福神にちなんだ七種類の具材を使った恵方巻き、今年の恵方は北北西やや右に向かって無言でお祈りしながら食べましょうと。<o:p></o:p>

 子供の頃、家での豆まきは覚えが無いが、何時も節分には母方の実家へ豆拾いに行く、枡に入った豆を神棚に供え、家族みんなで参拝した後に、呉服姿の爺さんが枡を抱えて、神妙な顔して福は内 鬼は外と。<o:p></o:p>
 家族も、大婆ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん、叔父さん,叔母さん、爺と妹と母と大勢で賑やかな豆拾い、呉服商だったこともあって部屋の隅々まで丁寧に撒くので隠れている豆を宝探しのように。<o:p></o:p>
 何も分からずに、拾った豆を数え年で自分の年だけ紙に包んで街角に立っているおばさん達に恐る恐る渡してくる、帰りは後ろを振り向かないようにと言い聞かされ一目散に走って来たもの、素朴な厄除け行事が懐かしい。



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