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生命は宇宙で生まれた、パンスペルミア説

2025-04-19 10:32:46 | その他
私が生命の起源について非常に興味を持っていることは、このブログでもたびたび述べています。これは色々調べていますが、なかなか説得性のある説は見つかっていません。

生命は地球で生まれた可能性が高いけれど、起源がはっきりしない以上、宇宙で生まれた可能性も完全に否定することはできません。これがパンスペルミア説で、スウェーデンの物理化学者が1903年に提唱されたものです。

これは胞子のような強固な構造を取った細胞が、地球の歴史の初期に宇宙からもたらされた可能性を示したものです。微生物の中には、マイナス200度以下の超低温に長時間さらしても生き残るものがいるので、低温の宇宙空間でも旅することができると考えたのです。

その後も、地球の生命が宇宙から飛来した可能性を指摘する研究者が何人も現れ、現在ではそれらの説をまとめてパンスペルミア説と呼んでいます。この根拠は主に2つあり、ひとつは突然変異と自然淘汰による進化が遅すぎることです。

生命が誕生してから人間のような複雑な生物に進化するためには、45億年余りの地球の年齢では短すぎるようです。たとえば10個のアミノ酸が並んだタンパク質があったとします。こういったタンパク質が、ランダムに10個のアミノ酸から偶然に作られる確率を考えます。

アミノ酸は20種類あるので、特定のアミノ酸が10個並ぶ確率は20の10乗分の1となります。きちんと働くタンパク質が進化するには、長大な時間がかかります。こういったことを考え合わすと、地球の年齢では短すぎるということです。

ただこの考えには自然淘汰が入っておらず、またその種類につても誤解があるようです。自然淘汰の働き方は大きく分けて2つあります。ひとつは方向性淘汰で、集団の平均から外れた個体が有利な場合、自然淘汰は集団から外れた方向に変化させるよう働きます。

もうひとつは安定性淘汰で、集団の平均的な個体が有利な場合、自然淘汰は平均から外れた個体を除くように働きます。つまり方向性淘汰は生物を変化させるように働き、安定性淘汰は生物を変化させないように働くのです。

現在の進化学における知見では、ほとんどの時間は安定化淘汰が働いていると考えられています。生命が誕生して現在のような多様な生物に進化するためには、地球の歴史は短すぎる。

だから生命は宇宙で生まれて、ほとんど完成した形で地球に送り込まれたという説になったわけです。しかしその結論は、おそらく間違っています。

その理由は自然淘汰に対する誤解から、進化速度をあまりに遅く見積もりすぎたためだと考えられます。まあ私は生命がどこで生まれようと関心がありませんが、どうやって生まれたかは謎のままのようです。


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