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はしか(麻疹)の報告が各地で増加

2023-07-22 10:34:16 | 健康・医療
新型コロナが5類となり増加しているかどうかは分かりませんが、やっとコロナ前の日常が返ってきた感があります。

その一方季節外れのインフルエンザが出たり、最近ははしか(麻疹)の患者が東京や大阪、鳥取などから報告されているようです。

本来この麻疹は2015年に排除状態にあるという認定を受けています。これは日本国内では循環している麻疹ウイルスは存在しないはずですが、海外からの入国が増えると増加してしまうのかもしれません。

このはしかについては、もう40年も前のことですが記憶に残っていることがあります。上の子供が2,3歳で、下の子供がまだハイハイしている頃のことです。上の子のはしかの予防接種の日が決まっており、その数日前にはしかに罹ってしまいました。

熱などの症状はそれほどひどくなかったのですが、全身の発疹がひどくその手当てが大変でした。はしかの感染力は非常に強いと言われていましたので、ついでに下の子にもうつしてしまった方が楽だろうと一緒に寝かしたりしましたが、感染しませんでした。

後から思うとひどいことをしたと感じますが、当時はそれほど重篤な病気と考えていなかったようです。現在でも麻疹ウイルスに効く抗ウイルス薬はなく、対症療法のみで患者の約30%が中耳炎や肺炎、脳炎といった合併症を起こし、亡くなることもあります。

先進国でも致死率は0.1%程度で、麻疹に罹ると約千人に1人が亡くなるといわれています。麻疹ウイルスは極めて感染力が強く、マスクで防ぐのは難しいため、自身や家族が麻疹かもしれないと疑ったときは、いきなり受診せずかかりつけ医などに電話で相談し、指示に従う必要があるようです。

ただし現在は安全で効果の高いワクチンがあり、前述のように日本が麻疹の排除状態になったのも多くの人が麻疹ワクチンを接種したためと考えられています。

そのため専門家はワクチンを接種していない人や、接種してもうまく免疫が付かなかった人が一定割合いると、麻疹は流行するとしています。そのため麻疹ワクチンを接種しておらず、麻疹に罹ったことのない人はワクチン接種を推奨しています。

接種歴や罹患歴がはっきりしない場合は、血液検査で抗体価を測定する方法もあるようですが、抗体価を測らずにワクチンを接種するという選択肢もあるとしています。

ただし日本には麻疹ウイルスは存在しないという認定を受けているのに、ワクチン接種をする必要があるというのはやや無駄なことのように感じます。

確かに患者が発生していますので、海外から入っているのかもしれませんが、医師など関係者が騒ぎすぎているような気もします。


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