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キノコの成分「シロシビン」に抗うつ薬の効果

2024-09-13 10:32:46 | 
私もかみさんもキノコ類が好きで、よく食卓にも出ています。色々なキノコの種類が冷蔵庫に保存されているようです。

このキノコは担子菌という分類で、カビに近い菌類です。この菌が滴正な条件下で子実体を作ったものをキノコと呼んでいます。一説によるとキノコ類はヒトが消化できず、赤ちゃんが丸呑みしてしまうと、そのまま便に出てくることが観察されるようです。

さて幻覚キノコとしてして知られるマジックマッシュルームに含まれる成分の「シロシビン」が、うつ病の治療に有効であることを示す新たな研究が発表されました。この研究は、幻覚剤が精神医学に役立つことを裏付ける最新の証拠となります。

この研究論文によると、高用量のシロシビンは、広く用いられている抗うつ薬のエスシタプラムと類似した効果をうつ病患者に与えるとされています。

エスシタロプラムは、うつ病やその他の精神的症状を治療するために広く使用されている薬剤の一種であり、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)に属し、最も処方されている薬のひとつです。

シロシビンのような幻覚剤がうつ病の症状を治療する能力をより正確に理解するために、20回の試験で3000人近くのデータをレビューし分析しています。

研究チームは、幻覚剤の試験ではほとんどの幻覚剤がプラセボより優れていましたが、シロシビンとエスシタロプラムを比較した試験では、高用量のシロシビンのみがプラセボよりも優れた効果を示すことを確認しました。

シロシビンの効果は「抗うつ薬と同程度である」と研究者たちは述べ、高用量のシロシビンがうつ病の症状を改善する可能性があると結論付けています。

幻覚剤はここ数十年の研究者やバイオテクノロジー企業、製薬会社の努力の結果、主流の臨床治療にこれまでになく近づいていますが、臨床試験以外で使用する前に克服しなければいけない重要な課題が存在します。

気分や思考、知覚を変えることができる薬物である幻覚剤には、LSDやシロシビン、ケタミン、MDMAなどが含まれます。

幻覚剤は世界の多くの地域で違法薬物に指定されており、科学者たちがそれらの効果を調査するための努力を複雑にし、企業がそれらを市場に導入しようとする際にクリアしなければならないハードルを高めています。

うつ病やPTSD、消極性障害を含む多くの精神的症状は、治療が困難で専門家は新薬の開発が進まないとしていますが、新たな治療法の切実なニーズがあります。幻覚剤はこの症状の改善に役立つ可能性がありますが、通常の論証試験では評価が難しい場合が多くなっているようです。

この様に幻覚剤の使用は難しい点が多いようですが、キノコなどは天然物として使用する方法があるような気がしています。



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