ごっとさんのブログ

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新型コロナの変異株「オミクロン株」への動き

2021-12-02 10:25:23 | 時事
新型コロナの感染者数は激減したままの状況が続いています。

11月になり寒くなればまた増加し、第6波が来るといわれていましたが、全くその気配がないまま12月となり、私はこのまま終息するのではないかと考えていました。

ここにきて南アフリカで確認された新たな変異株が現れ、世界保健機構(WHO)が最も警戒レベルが高い懸念される変異株(VOC)に指定し、「オミクロン株」と命名しました。

すでに世界各国で確認されていますが、ついに日本でもこの株の感染者が出てしまいました。日本政府は珍しく速い対応で、水際対策として海外からの入国を禁止しましたが、この対応で防ぐことは難しいような気がします。

これだけグローバル化が進んでいる現在、ヒトの動きを止めても多くの輸入品などは入ってきますし、もちろん港湾でも検疫はしているはずですが完全に遮断は難しそうです。ただし日本に広まってもそれほど多くの感染者は出ないような気もします。

現在のところこのオミクロン株についてはまだほとんど情報がなく、変異点が多いことと感染力が強そうだということしか分かっていません。南アフリカでは約2週間でそれまでのデルタ株からこのオミクロン株に置き換わったため、感染力が強いと推定されているにすぎません。

肝心の重症化するかどうかについては、まだ何の情報もないようです。国立感染症研究所が発表した見解によると、オミクロン株は感染に必要なスパイクタンパク質に32カ所の変異があります。

この内15カ所の変異は感染のカギを握る受容体結合部位(RBD)に存在し、デルタ株の10カ所より変異が多くなっています。

これは単なる私見ですが、この変異株が受容体への結合力が強くなっているということは、ワクチンによって生産される抗体との結合も強くなる可能性があり、ワクチンの効果は発揮されるような気がします。

したがって集団免疫がほぼできている日本では、それほど大きな感染拡大は起きないのではないでしょうか。ただそれほど状況の変わらない海外で感染が拡大している説明はできません。

私が心配しているのは、このオミクロン株の感染者が出始めると、デルタ株に対して何の効果もなかった緊急事態宣言などがまた出ることです。

政府や各自治体はこの緊急事態宣言などしか、感染対策の具体的手段を持っていませんので、意味が無くてもやる可能性が高いような気がします。

せっかくここにきて基本的な感染対策はしていますが、ほぼ日常が戻ってきているのにまた自粛生活に戻ることに懸念を抱いています。色々なメディアもほぼ情報がないのに、オミクロン株の脅威を宣伝するのは止めて欲しいものです。


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