お餅が好き

いつも感謝の気持ちを忘れずに。

東野圭吾「麒麟の翼」

2015年02月06日 22時05分55秒 | reading
またまた手にしてしまいました、加賀恭一郎。
いつも次は違うのにしようと思うんだけど、ついついね。

こちらのシリーズ、もう第九弾ですよ。
好きです、加賀さん。

今回も舞台は日本橋。
今まで何度も通った日本橋の麒麟の像から始まる物語。

希望を抱いて上京した二人。
いくつかの不幸が重なって悲しい結末に。
それでも彼を信じる彼女。
相手は帰ってこなかったけれど、真実は裏切らなくて
良かった。

橋の上で倒れた被害者。
希薄だった家族の絆。
この家族の真実の裏にも意外な過去が。
父のことを何も知らない家族。
実は・・・。
父の思いは息子に届き、過ちを正していく。

悲劇の中に少しだけの希望を感じることができる、
そんなお話。

やっぱり家族は通じ合っていたいよなぁ。
信じあえる人が近くにいるだけでそれでいいって
思えるもの。

犯人捜しだけではなく、事件にかかわる人の
想いも大事にする加賀さんの仕事っぷりは
相変わらずかっこいいです。
次も期待してます。


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