KGセミナー塾長の日記 生徒との日々の生活と高校野球 個人塾型予備校を始めて、36年目になります。

初めての人は、2008年2月26日の「みんなに伝えたい話」を読んで下さい。私がこの仕事をやり続ける支えとなった話です。

お辞儀

2019年08月09日 | 

  おはようございます。昨日は、実家に行ってきました。少し早いですが、仏様のお供えを持って行きました。

 テレビでは、出羽三山の羽黒山に参拝に行くという番組が放送されていました。2400段の階段を上っていかなければならないそうです。まずは、スタートすると、意外なことに、いきなり下っていきます。まずは下って、「地獄」に落ちるのだそうです。予想とは違ったことからスタートする。それがいいのですね。

 そこから、かなりきつい階段を上らねばなりません。疲れて、もう歩けないと思ったちょうど中腹に、お茶屋さんがあります。昔から続いているお店だそうです。その85歳になる女将が、杵でお餅をついてくれるのです。1000段を登ってきた人にとっては、そりゃあ、どんなお餅よりもおいしいでしょうね。毎日、その女将は、8キロの荷物を背負って、1000段の階段を上がってくるのだそうです。

 テレビのタレントが一息休憩して、また歩き出すその時に、お店から出てきてくれて見送ってくれて、お辞儀をしてくれました。それを一緒に見ていた私の母が、「やっぱり、年配の人のお辞儀はいいね。あのゆっくりとした自然なお辞儀が、何とも言えなくいい。」と言いました。

 言われてみると、若者の、「ペコリ」っと頭を下げるお辞儀ではなくて、また不祥事を起こした人が、いかにもわざとらしく長い時間頭を下げ続けて、「もういいかな」と思いながら頭を上げるあんなお辞儀とも違います。自然な、落ち着いたあのお辞儀。

 85歳という年月と、毎日8キロの荷物を背負って1000段の階段を上って、昨日と全く同じ仕事に打ち込むその心。その生きてきた姿が、「お辞儀」ひとつの中に、出てくるんだなあと思った夕方でした。

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