KGセミナー塾長の日記 生徒との日々の生活と高校野球 個人塾型予備校を始めて、36年目になります。

初めての人は、2008年2月26日の「みんなに伝えたい話」を読んで下さい。私がこの仕事をやり続ける支えとなった話です。

2次試験、色々あります。

2009年02月26日 | 08年予備校部

 今日は、各高校に配るパンフレットを作るのを予備校生に手伝ってもらった。7人がお昼の1時に来てくれた。色々話をしながら印刷した用紙を束ねて、閉じる。

 

 K君は三重大学教育学部の体育学科を受けた。試験会場で着替えているとき、周りを見ると、いかついヤツばかりがいる。そういうK君もかなり怖そうな顔だが。いかつそうな1人が、「お前、・・・」と話しかけてきたそうだ。少し話しをすると、彼は現役生だった。自分は浪人と告げると、「さっきは、すみませんでした。」と言ってくれた。「やっぱり体育会系はいいですね。」とK君。試験の種目は、50メートル走、垂直とび、懸垂、ハンドボール投げ、サッカー、剣道。懸垂はすこし苦手だったが、ハンドボール投げで挽回。高校時代はサッカー部だったし、剣道は少年剣道の時代からずっと続けている。「何とかいけたかな。」とすこし、自身がありげだった。

 

 同じく、愛媛大学の教育学部体育学科を受験したのは、O君。サッカー、バスケット、反復横とび、シャトルラン、剣道。サッカー部のキャプテンだったO君は、剣道は初心者なので、K君に教えてもらっていた。「松山は、和歌山より都会でした。」とびっくりしていた。2人ともそれぞれ、関大と関学に合格しているので少し余裕がある。

 

 和歌山大学は、3人が受験した。教育学部は野球部のT君。経済学部はサッカー部のK君とU君。英語はまずまず出来たらしい。経済学部は、数学の出来が合否を左右する。2人ともそこそこ出来たらしい。3月6日が、楽しみだ。

 

 兵庫県立大学を受験したのは、向陽バスケット部のF君。関学、関大に3つ合格。関大の経済学部は特待生合格。英語の試験の3番の問題が、非常にユニークな問題だった。

I have a dream,・・・で始まるのは、誰の演説かを書かせたり、ナショナルトラスト運動の発祥の地はどこか?と湖水地方を選ばせたり、それとの関連で、ピーターラビットの主人公のウサギ名前を答えさせたり、・・・。一般常識を広く問う問題で受験生は戸惑ったに違いない。しかし2次試験だからこそ出題できる問題でなかなかの問題だと思う。

 

 大阪市立大学を受験したのは、向陽吹奏楽部OBのK君。朝、7時30分の阪和線に乗って出発。ところが、熊取で電車が止まってしまって動かない。30分経っても動かないので、あせった彼は、そこの駅で降りて、タクシーに乗って、試験会場を告げる。あいにく雨で道が込んでいてなかなか動かない。やっと高速に乗れてやれやれと思っていたら、高速を降りてから、タクシーが追突される。何が起こったのかわからなかったそうだ。幸い怪我はなかった。タクシーをそこで降ろされてしまって、別のタクシーを拾って試験会場を目指す。ベテランの運転手で、最短のルートで到着。試験開始時間から、10分遅れだったので、まだ試験を受けられると思って、校門の係員に告げると、「電車が遅れたので、試験開始時間を30分遅らせました。まだ始まってないですよ。」とのこと。「よかった。受験できる。」

 試験さえ受けさせてくれれば、とタクシーの中であせってはいたが、みんなと同じ条件で受験できるとわかったので、気分的にすごく落ち着いたようだ。今日のこの日の為に頑張ってきたのに、こんなことで終わってたまるか。

 試験は、英語が例年以上に難しかったそうだ。自由英作文はなくて、普通の英作文だった。数学は、長い間出ていなかった数列の問題が出題されていたようだ。KGの2次対策で何度も何度も繰り返しやってきた範囲だった。「出るところだけを勉強していた生徒は、かなりあせっていたようでした。KGで色んなパターンの問題をやってきてよかった。」と言ってくれた。それにしても、受験というのは、何が起こるかわからない。K君の心の切り替えは素晴らしい。「試験さえ受けさせてくれれば・・・」自信に裏付けられた言葉だ。

 

 パンフレット作りは思ったより早く終了。早く終わったので、みんなはカラオケに。お礼に、夜にご飯を食べに行くことになっている。

 

 「去年もらったパンフレット、何回も読んだなあ。」とか、「まだ家にあるで。」、「ブレイクスルーと言う言葉が、印象に残ってるなあ。過去の延長線上にない未来。」、「僕は、 目標が、その日その日を支配する  という詞がよかった。」みんなそれぞれに、語ってくれていた。印刷屋に頼んだきれいなパンフレットではないが、KGセミナーの思いを全て詰め込んだパンフレットが出来上がった。これを手にした人の心を動かすことが出来ればと思う。 明日、各高校の進路指導部にもって行くつもりだ。

 

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最後の最後まで

2009年02月25日 | 08年予備校部

 昨日で、予備校部は全ての授業が終了。あとは試験を受けて、しっかりと合格通知を掴んでくるだけだ。夜の10時前、3人の浪人生が、教室に残っていた。T君、KNくん、KS君だ。一人が、「この教室で、この1年間、何時間過ごしただろうなあ。今日で終わりか。」と言った。

「そうやなあ、朝早くから、夜の最後まで。よく頑張ったなあ。」

「僕、朝5時半に来たこともあるで。」

「僕らも、5時に来た。」

彼らは、土曜日、日曜日も塾にずっと来てるから、僕よりも塾で過ごす時間は圧倒的に多い。量より、質とは言うけれど、それはある程度できるようになってからの話で、まずは、量をこなさなければ話にならない。はっきり言って、量をこなして初めて質が語れるようになる。それを今の風潮では、「効率のいい勉強」というのがはびこって、やたら覚える量を少なくしたり、短時間で出来るようにカリキュラムを組んでいるが、どう考えてもおかしい。生徒の機嫌をとることだけ考えているような気がする。

 勉強が出来るようになるには? それは、人より時間をかけてやってみることだ。それしかない。と僕ははっきり言うようにしている。

 今年の浪人生たちの勉強する姿は、立派だった。一生懸命さが僕にも伝わってきた。それがいい結果につながっている。今日で最後。この日の為に頑張ってきた、全力を出し切って来いよ!

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予備校生の話から

2009年02月20日 | 08年予備校部

 今日は、2次対策の国語。予備校生の国語力がどうすれば伸びるかずっと考えてきた。一つの答えが出そうだ。それは、国立の2次の国語を普段の授業の中に何回かの割合で入れていくこと。英語は、「試験に出ることだけやってたらダメだ。アホになってしまう。試験の形式とは違うパターンの問題をやるからこそ、基本的な力がつき、それによって応用力がつくんだ!」と言ってきた。同じことが、国語にも当てはまるはずだ。国立の問題をやってみて、非常にいい問題も多い。色々問題を分析して、「国語が強くなるKG」と言ってもらえるようにしていく。

 

 2浪で、関大に特待生合格を果たし、早稲田と明治の試験を受けて、横浜市立大学を受験するU君。彼から、「関大に合格した。」と電話をもらったあと、去年の浪人生仲間から、何人も何人も電話が入ったそうだ。KGで1年間過ごせば、一緒に勉強してきた仲間は、「同志」のような感じになる。「1年経っても、自分の事を気にかけてくれて嬉しかった。」とU君。

 

 関学に確実に合格を果たし、大阪市大を受験するK君。みんなと帰り際に話していたとき、「KGに来てよかったです。」  「何で?」と聞くと、「偏差値30台、40台からでも飛躍的な伸びで合格!」ってパンフレットに書いてあったけれど、ほんまにソウかなって思うところもありました。でも、高校中退のSさんや、和歌山高校のY君が、一生懸命に真面目にやっていたら、秋になったら、びっくりするくらいに伸びてきて、実力テストでも1番とかとって。すごいなと思って。そんな現場に一緒に立ち会うことが出来たのが、一番よかったなと思います。」

 

 いいことを言ってくれる。本当にその通りで、KGでは、真面目に頑張る生徒が、1番の尊敬を受ける。よその予備校ではきっと味わうことの出来ない中身の濃い年だ。これから先、長い人生が続くが、「あの1年が自分の人生の転機になった。」と言えるような、そんな1年にしてもらいたい。

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センター直前テスト

2009年01月16日 | 08年予備校部

 センター入試が、いよいよ明日から始まる。昨日は、駿台模試の過去問の英語を、5分短縮させて、75分で実施した。センターの問題をやるのは、昨日が最終だ。英語や国語の問題をやったときには、結果を集計して、張り出すことにしている。上位7位までに入った生徒には、得点の前に「*」のマークをつけることにしている。生徒にとっては、励みになっているようだ。

 

 昨日のテストでは、最高得点は、180点。170点台までは取れるが、180点を超えるとなると、かなり難しくなる。その得点を獲得したのは、和歌山高校出身のY君。彼は。塾に入った最初に行ったテストでは、200点満点で30点。彼の後には、殆ど生徒はいなかった。誰も9ヵ月後にここまで伸びるとは思っても見なかっただろう。もちろん本人が、いちばん驚いているのかもしれない。

 

 ストランでアルバイトをしながらの浪人生活。現役時代は、受験さえもしていない。全く、何もやっていない状態からのスタート。ただ、今から思えば、それがよかったのかもしれない。変な情報に振り回されたりや、自分なりの癖がついてしまっている生徒よりは、1つ1つの予備校生活での勉強が、新鮮に感じたのかも知れない。

 

 粉河高校出身のAさんも、166点を獲得。7位に入った。英語では、初めてのことだった。彼女も最初のテストでは、200点満点中、50点。なかなか勉強のやり方、取り組み方がわからずに苦労していたが、秋ごろから、吹っ切れたような気がする。やるしかない。とにかく時間をかけて、まずはやるしかないと思ったようだ。あさ、7時前に家を出てきて、塾に来る。私が塾に到着すると、すでに勉強を始めている。帰りも、最終の10時前まで残って、頑張っている。努力をすれば、必ず結果は出てくる。しかし結果だけを追い求めると、なかなかうまく行かなくなっている。それは、人生におけるほかのことでも同じだと思う。結果を忘れて、ひたすら自分を信じてその日その日のやるべきことに打ち込んでいると、知らない間に結果はついてくることになる。結果が出た生徒は、思うだろう。自分はこんなものを追い求めていたのではない。もっと大切なものがあるということがわかったと実感するだろう。

 

 予備校生となって、受験勉強を始めるに当たって、大切なことは、過去のことはどうでもいいということだ。何より大切なのは、今この瞬間で、今をどう生きるかで、自分の未来が決まってくると言うことだ。今出来ないから、進学高校ではないから、バイトで授業料を稼がないといけないから・・・。色々厳しい条件はある。しかし、与えられた状況に中でどれだけやれるか、それが人生というもので、どんな人間でも、その意味では平等といえる。自分の努力がそのまま結果になって表れてくる受験勉強は、やりがいのある戦いだ。

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08年予備校生NO42

2008年12月26日 | 08年予備校部

 予備校部の英語の実力テスト。毎週金曜日に行って、その結果で来週の座席が決定する。今日が、今年最後になりました。4月から始まり、9ヶ月が過ぎました。当初から考えると、随分みんな成長したなあと実感しています。

 

何より、勉強に取り組む姿勢が、真摯になってきたのが嬉しい。「しっかり努力している人が、いちばんの尊敬される人。」というKGのスタイルが、みんなに定着してきたと思える1年でした。毎年、春になって、新しい予備校生と出会い、色々なことを学ばせてもらっています。あとわずか、最後まで、全力を尽くしましょう。

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