KGセミナー塾長の日記 生徒との日々の生活と高校野球 個人塾型予備校を始めて、36年目になります。

初めての人は、2008年2月26日の「みんなに伝えたい話」を読んで下さい。私がこの仕事をやり続ける支えとなった話です。

国公立合格体験記⑥

2012年03月30日 | 12年合格発表

 今日は、星林高校時代は私立文科系で、大阪経済大学に失敗し、浪人して理系になり、大阪府立大学 生命環境 に合格を果たした坂下君の合格体験記を掲載します。いつも、「ひょうひょう」としていた坂下君。しかし、この体験記を読むと、心の中では葛藤があったんですね。ガッツなんて全くなさそうなのに、実は心の芯がしっかりした受験生でした。「やらねばならない時にしっかり頑張れる人間になる」事の大切さが、この体験記を読むとよくわかります。

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 合格体験記 星林高校卒  坂下 翔也

 現役当時、僕は全く勉強していませんでした。朝はいっつも遅刻してて、授業中も殆ど携帯パカパカ、模試やらプレテストやらは「あんなん問題英語で書かれてて何聞かれてるかわからんし、やってもなんの意味もないやん(笑)」とか言い訳してサボったこともあり、挙げ句の果てには高3の期末試験の日、当時大流行していた[モンスターハ○ター3rd]というゲームを当日購入したいがために「今日ちょっと熱っぽいんで休みます!」つって期末試験をズル休みしたりもしてました。星林の先生方、その節はどうも(^^;)

 

 そんな僕が受験に成功するわけもなく、大阪経済大学に公募推薦、センター利用、一般入試とかかんに挑戦するけども結果はちゃんと不合格。せっかくセンター受けたんやからって、和歌山大学にも受験して、すぐに落ちてきて、そして僕の浪人生活が始まりました。

 

 大学受験の知識が0だった僕にとってKGは合っていました。「~大学のための英語」とかでなく、「英語」を教えてくれる山下先生の授業では偏った周辺知識で固めるのでなく、純粋に英語の力を伸ばすことができ、林先生には、数学や理科のことだけでなく、どの参考書がどれくらいのレベルやとかこの科目を伸ばしたかったらこういう勉強をしろ。とか知識だけでなく貴重な知恵も教えてもらうことができたからです。

 

 でも、浪人を機に理転した僕には新しく習う科目が多く、毎日が予習と復習で大変でした。
ある日はⅢCの微分積分に力学に英語にまた微分積分そしてまたある日はⅢCの微分積分に力学にⅠAⅡBにまたまた微分積分微分積分…。勉強グセがついていなかった僕にとってそんな毎日は苦しくて、ノイローゼになりそうな時もあったけど、一緒に理転して、いつも一緒に頑張ってくれたK君、中学から同じ学校で、仲の深いY君、頼れる存在で、よく助けてくれた那賀のK君、スモークタンが好きなヅカさん。KGには色んな仲間がいて、そいつらと一緒におったらすぐに「また頑張ろう。負けてられやん!」って気持ちになれました。

 

 また、山下先生や林先生の話してくれる大学生活の話や、面白い話を聞くといい気持ちで勉強することができました。いつか僕も、林先生みたいにプログラミングと計算を駆使して競馬に挑戦したいと思います(笑)

 

 僕にとって一番辛かった時期はセンターが終わってからでした。先生らには隠していたけど、センターの社会で切羽詰まっていた僕は、生物Ⅱの勉強時間をまるまる世界史に費やしていたので、センターの自己採点が終わるまで生物Ⅱを全く触っていませんでした。

 

 僕の受けた学部は二次で4科目必要です。しかもセンター得点でのバンザイシステムはC判定。そこから40日間で二次の数学、英語、物理と戦いながら生物Ⅱ(合格33講で約190ページ)を仕上げなければなりませんでした。

 

 多分やけど、去年の僕やったら三日ももたずに諦めていたと思います。「やっぱ無理やわ」つってすぐに逃げ出していたと思います。でも逃げやんかった。確かに苦しくて、辛くて、頭がおかしくなりそうで、熱だって何回もでて、「もう勉強したくない。」って心が折れそうになったこともあったけど、いつも明るくて場を盛り上げてくれた那賀のM君、毎回最後まで残って一緒に勉強してた私立組のみんな、同じ大学を目指して戦ったK君、みかんを取ろうとして足をつったヅカさん。

 

 こんな最高の仲間と共に培ってきたKG魂、「絶対に合格する!」って野心だけは折りたくても折れやんくて、だから諦めたくても諦めれやんくて、逃げることなんてあり得ませんでした。そうして最後まで勉強し続けた結果、センター時と比較にならないくらい英語の力がついていて、無事に生物も仕上げることができ、合格を手にすることができました。

 

 本当にKGで良かった。みんなと、先生と、一緒にやれて本当に良かった。



 山下先生、林先生一年間ありがとうございました。勉強は大変やったけど今までで一番熱くなれた一年でした!また、星林の和坂先生、現役時代は迷惑ばかりかけてすみませんでした
そしてKGを勧めていただいて本当にありがとうございました。

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 読み終わってみると、まるで今風の参考書のようで、非常に読みやすく、さっと心の中に入ってきますね。それでいて、しっかり心は伝わってくる。こんな文章をいつか自分も書けるようになりたいと思ってしまいました。ありがとうございます。

 

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国公立合格体験記⑤

2012年03月29日 | 12年合格発表

 今日は、神戸大学工学部に進学する小畑君の合格体験記を掲載します。彼は那賀高校バドミントン部出身。だが、「那賀高校生」らしくない、シュッとした感じがする。私立の生徒のような感じがしました。周りの皆とよくなじんで、真面目だけれど、少し外れたところもあって、なかなか人望もあります。神戸大学合格おめでとう!

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神戸大学工学部建築学科の合格体験記です。


 一年前の2月、模試ではE判定しか取ったことのない大阪市立大学を受験し、当然のことながら不合格で、滑り止めに受けた私学も受かりませんでした。全て不合格だとわかった日に、両親が「どうして一つも受からないんだ?高望みばかりして、自分の力に見合ったところをなぜ受けないんだ?」と言うのを聞き、自分の考え方の甘さを痛感しました。友達が大学生になっていくなかで、自分はなぜもっと頑張れなかったのだろうとかなり悩みました。「この悔しさをバネに、来年こそは合格してやる!」と決意し、浪人させてもらうことにしました。

  両親に一浪までならと言ってもらい、宅浪しようか迷いましたが、生活が崩れそうな気がしたので、予備校を探すことにしました。大阪の大手予備校から招待状(?)のような物が届いていたので、とりあえず説明会には行きましたが、片道2時間かかることに嫌気が差して断念し、結局和歌山市内で探すことになりました。そうは言っても、どの予備校が自分に向いているのかわかりません。やっぱり宅浪しようかと迷っていると、お母さんが「ここにしたら」と新聞広告を見せに来ました。それには、自分と同じ高校を卒業した人が、バイトをしながらも信じられないくらい成績を伸ばした話が書いてありました。この予備校こそがKGセミナーだったのです。

  KGセミナーに説明を聞きに行くと、山下塾長先生から「浪人はするんじゃないぞ!させてもらうんや!ちゃんと親に感謝しろよ!!」との熱いお言葉を頂き、ここで頑張ることに決めました。

 授業は基礎からでしたが、わかっていなかったところの方が多く、「なんて自分は出来ないのだ!!」と悲しくなる日もしばしば…。そんなとき、数学の林先生から「基礎を制する者は、受験を制す!!」との、これまた熱いお言葉を頂き、気合いが入りました。

 そして夏の暑い日も、冬の寒い日も、僕は通い続けました。クリスマスはまぶしいイルミネーションの光から隠れるように予備校に籠り、センター過去問を解きながら新年を迎え、バレンタインデーは予備校の男達と互いに励ましあい(慰めあい)ながら勉強しました。今でこそ、この一年を笑って語れますが、勉強しているときは本当に苦しく、何度も「もうダメだ…」と思いました。そんな時の先生方からの言葉や仲間との会話は、いつも自分に前を向かせてくれました。

 発表の前日はよく眠れず、布団の中でずっとドキドキしていました。「落ちたらどうしよう」とか、「さすがに受かってるだろ」とかばかり考えていましたが、去年はこんな気持ちにならなかったので、改めて今年頑張ったのだと思いました。そして、合格発表を見て自分の番号があると泣きそうになるくらい嬉しかったです。

  この一年は本当に長くしんどい毎日でしたが、仲間と励ましあったり、山下先生に元気付けてもらったり、林先生に真剣に怒ってもらったりしなければ、自分は神戸大学に合格出来なかったと思います。また、毎日お弁当を作ってくれたお母さんにも感謝します。他にも色々な方に励ましてもらいました。支えて頂いた皆さん、本当にありがとうございました!!

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 さすがに、神戸大学!合格体験記もなかなかうまいです!国語力のセンスが丘がえますね(笑)念願の大学での学生生活は、何より楽しみですね。羽目を外してもいいですが、時には林先生の顔を思い浮かべてください。シャキッとしますよ。

 

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国公立合格体験記④

2012年03月27日 | 12年合格発表

 先週の金曜日、予備校生たちが11人集まって、1年間使ってきた教室の大掃除をしてくれた。これは、その前年の予備校生がやってくれたのを引き継いだ形となっている。いろんな思いで話しに花を咲かせながら、せっせと掃除をしてくれた。教室はピカピカになった。11人、みんなで一緒にご飯を食べに行ってもらった。僕は、同じ浪人生の中で、合格通知が届かなかった生徒と話をして、2人で、喫茶店でご飯を食べた。2浪は、確かにつらいが、7月まで、この4カ月が終われば、もうセンター試験が迫ってくる。がんばろう。

 今日は、大阪府立大学の理学療法学科に進学する、楠見君の合格体験記を掲載します。彼は、向陽高校、バスケット部出身。向陽がセンバツに出場した時は、応援団長として頑張り、日本高野連からも表彰を受けている。理学療法士になるという、本意を見事に達成した。

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  合格体験記
    
                 楠見  陸

 今までずっと読むばかりだった合格体験記を書くことができて本当に嬉しいです。
現役の時から合格体験記を書くことは、僕にとって一つの目標でした。

 

 現役の時の僕は、センター試験の点数が足りず自分が本当に希望する理学療法学科を受けることができませんでした。ある程度の結果は受け入れなければならないことはわかっていましたが、どこかで自分に嘘をつきながら二次試験の勉強をしていたことを覚えています。

 

 そんな気持ちのまま受験会場に行った時、「やっぱり自分が本当にやりたいことは理学療法士なんだ」と改めて感じ、浪人を決意しました。




 浪人生活は、点数が伸び悩んだりして辛いときもありました。周りはどんどん点数が伸びていくのに、自分は周りほど点数に伸びがなかったり、なかなか自分の思うような点数が取れない時は焦ってしまうときもありました。こんな点数しかとれない自分に腹が立って原付に乗りながらしょっちゅう叫んでました。でも、浪人したことは絶対に後悔したくなかった。「浪人して本当によかった」そう来年の春に言えるようにと前を向くように自分に言い聞かせてきました。
だから、掲示板に自分の番号を見つけた時は、本当にうれしかった。

 

 また、ただでさえきつい浪人生活で、勉強をイヤイヤしていたらもっときつくなってしまうし、
成績も伸びにくくなると思ったので、この1年間、自分が勉強する教科に対してできるだけ興味を持とうと決めていました。そのおかげもあって以前より勉強に対して好きとまではいかないにしても、すごく興味を持つことができるようになったと感じています。




 もともと学校の先生の雑談が好きだった僕には、山下先生や林先生の話はとても面白かった。いろんなことを知っている先生方の話は、社会の現実であったり、日本の政治、宗教、大学のランクの話などなかなか学校の先生や他の大人が話してくれない話が多く、僕にとっては新鮮で興味のあるものばかりでした。そのような話は小論文を書くときにすごく役に立ったし、今後も絶対活かされるものであると思います。


 

 林先生には、勉強のやり方を教えてもらい、本当に感謝しています。KGセミナーに来る前の僕は、先生の言う典型的な勉強の方法を知らない奴でした。今までの自分の「勉強」は、「勉強のふり」だったということを気付くことができました。0からのスタートだった物理や、苦手だった数学の面倒を見てもらえたことまた、社会の中でルールを守ることの大切さも学ぶこともできました。


 

 山下先生には、英語、国語、小論文と本当にお世話になりました。
先生の授業は本当に血が通った授業だなと前から感じてましたし、特に基礎の授業でそれを感じてました。英語が得意科目になったのも、先生のおかげです。二次試験の際は、忙しい中毎日のように小論文や英作、和訳を添削していただきありがとうございました。




 違う高校の友達との出会いも僕にとっては非常に価値のあるものでした。僕はアルバイトをしていなかったけれど、アルバイトをしながらKGに通う友達と接する中で改めて浪人させてもらえることへのありがたみを感じることができたし、年上の人だったり、いろんな人と話をすることで得られたものは大きいとおもっています。勉強の合間や、終わった後にみんなと駐輪場での話は、浪人生活の中ではすごく楽しかった。たまに長いと注意されることもありましたが・・・




 山下先生、林先生、一緒に受験をしてきた仲間、見せる模試がE判定ばかりで心配をかけた両親、高校の担任の先生、時々ご飯に連れて行ってくれた高校の友達などなど、この1年間、いろんな人の支えがなければ、自分の合格はなかったと思います。
本当にありがとうございました。

 

 最後に、今年、浪人を決めている人は頑張ってください。最初は予備校に慣れるのがしんどかったり、大学生の友達とのギャップに悩んでしまうかもしれない。この受験が永遠に続くんじゃないかと感じることもあるかもしれないけど、受験の日は絶対にやってくるし、合否が決まる日も必ずやってきます。その時に笑顔で喜べるように、今年の受験で感じた悔しさを忘れず頑張ってください。

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国公立合格体験記③

2012年03月23日 | 12年合格発表

 本気になってやってみて、何かを手に入れたときにのみ、幸せを感じられるように我々人間は作られている。本気になっていると、それは周りの人にも伝わり、何とかしてやりたいと言う気持ちになる。Aちゃんが、やっと、やっとの思いで合格通知を手に入れた時、みんなが喜んでくれて、温かいコメントを寄せてくれたのは、まさにAちゃんが、この2年間、本気になって勉強してきたことの証だと思う。コメントをくださった皆様、ほんとうにありがとうございます。

 今日は、星林高校水泳部OB の保谷君の合格体験記を掲載します。友人のS君と中学校から予備校まで一緒の道を歩んできました。大学も共に、大阪府立大学。彼ら2人は、去年、別の予備校に行こうと決めて、学校に報告に行って、「ちょっと待て!」と言われて、KGにやってきました。先生のその助言が、その後を大きく左右させたのかもしれません。

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 星林高校卒  保谷君 大阪府立大学 現代システム学科 進学

 僕は現役のときは水泳部に所属しまた趣味でバンドもやって楽しいことばかりに時間を使い、勉強はほとんどしませんでした。

 

 そんな中で学校全体が受験モードに突入もちろん皆にあわせて自分も勉強しかし、今までの積み重ねがないぶん勉強しても全くと言っていいほど成績は伸びませんでした。漠然とした目的で受けた近畿大学、和歌山大学計5回全て全滅。小中高と同じで和歌山大学を一緒に受験した友達は合格祝福したかったけど、本当に悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

 でもこの悔しいって気持ちがあったから、なんとかこの一年で見返してやろうって気持ちも生まれてきました。挫折という意味ではいい経験をしたのかもしれません。

 

 こうして浪人を決意しました。高校の先生の進めでKGセミナーへ。電話で面接の申し込みをした時の山下先生の熱心な言葉は今でもわすれません。

 

 4月から浪人生活が始まるも、現役から英語が苦手だった僕にとって毎日の英語のノルマが本当にきつかったです。でも山下先生から励ましの言葉をかけていただいたのでなんとか頑張れました。

 

 9月、11月の模試では140点近く、現役の自分からは全く想像できない点数でした。センター本番でも138点。皆からすれば低い点数なのかもしれませんが、僕にとっては最高の点数でした。

 

 理系だったので、理数科目の授業や勉強は本当に楽しかったです。去年は受験しなかった化学は9月から本格的に取り組みセンター試験では90点。2次試験でも化学でかなり点数を稼げるようになりました。

 

 数学も林先生に言われたようにコツコツやってきたら2次試験では満点近い点数をだせるくらいになりました。


 また私生活の面でも毎日のように声をかけていただいたり、励まし、雑談もしていただき本当にリラックスしつつ緊張感もあり楽しく勉強できました。林先生には色々言われましたがあれはきっと愛情です。 時には勉強ばかりでなく社会にでてからの人間力までも教えていただきました。他の大手予備校では絶対に味わえない本当に貴重な時間をすごせました。



 浪人生活一年間はしんどかったですが、長い人生の中のたった一年。たった一年ですが、これから大学に入って、社会にでても決して忘れない一年になりました。


 受験勉強も水泳と同じ個人競技でした。でも1人で頑張ってるわけでは無かった気がします。水泳も勉強も一緒に頑張って、励ましあい、競い合う仲間がいるから頑張れるんだと身をもって感じました。


 浪人は遠回りなんかじゃなくて、自分の目標を達成するための期間。これから浪人する子にはこんな気持ちで勉強に励んで欲しいです。


 最後になりましたが山下先生、林先生本当にお世話になりました。

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2浪生、Aちゃんは・・・

2012年03月22日 | 12年合格発表

 3月21日。センバツ高校野球の開会式だ。高校野球の始まりを告げる大会で、「春はセンバツから」と言われ続けている。毎年、入場行進は、テレビの前で正座をして見ることにしている。黄金の左腕、江夏豊さんも正座をして、入場行進、選手宣誓に涙をするという。甲子園のエースではあるが、高校時代に甲子園に出ていないからこそ、余計に思いが強くなる。ところが昨日、僕はそれどころではなかった。国公立大学の後期試験の発表日だったからだ。

 

 2浪をしているA君がいる。彼の叔父は、元KGの予備校部OBでもあり、向陽高校野球部OBでもある。その兄も、県和商野球部のOBである。2年前、その子供がKGにやってきた。祖父の代からの野球一家に育ったA君は、サッカーをやっていた。中学の時から熊本の強豪、ルーテル学院にサッカー留学。同じように寮生活をしたメンバーは、高校になって、全国ベスト4に進んでいる。高校に進学する際、地元、堺に戻って来て公立高校へ。サッカーを続けて、生徒会長として頑張っていたそうだ。

 

 何をするにも、なかなか時間がかかる。やり始めるまでが大変だ。しかし持ち前の明るさで、すぐに浪人生たちの仲間で人気者になる。しかし、昨年は、センター試験の点数が伸びずに、失敗。2浪することになった。

 

 今年も、最初は、「数ⅡBはやりません。」とわけのわからないことを言う。色んな人が説得して、やり始めたのは、6月。せっかく2浪もしているのだから、どの大学にも対応できる科目を勉強しておいた方がいいのにきまっている。去年と違って、今年は、1年の積み重ねがあるから、授業もよくわかる。今年こそはと臨んだセンター試験。時間配分を間違って、思うように点数が取れなかった。彼の最大の弱点は、手際良く物事を進めていくことが出来ないところだ。それでも今年は、去年と違って、国立大学にA判定がつくところがあったので、山陰地方の大学に前期試験の願書を出した。その大学は、昨年の競争率は、1.3倍。だからこそ、判定が出やすかったのだが、蓋を開けてみると、なんと7.9倍に跳ね上がっていた。判定を出すときに、河合・駿台共にA判定。ところが、代ゼミだけは、C判定の下の方だった。当初、代ゼミがおかしいと思っていたが、競争率が急騰すると見込んでのことだったのだろうか。A判定であっけなく不合格になってしまった。

 

 今年は、中期に、下関市立大学、後期は、長崎県立大学を受験する。サッカーばかりやっていて、現役のときに受験をしていない彼は、去年、前期試験に失敗した時に、「後期はいつ出願するんですか?」と友人に聞いていたそうだ。前期も後期も、同じ時期までに出願しないといけない。

 

 昨日が、その2つの大学の発表の日だった。だから僕は、選抜の入場行進どころではなかった。あらかじめ調べてみると、朝の10時に合格発表がある。10時5分に、A君から電話があって、「2つとも合格していました!」

 

 東京で教師をやっている叔父さんやお父さんからも電話がかかってきた。みんなこの2年間の辛さがあったからこその、なんとも言えないような感情が伝わってくる。2浪は、とりわけ、精神的に苦しい。時には頭が変になってしまうのではないかと、悩み、苦しむこともある。そんな経験があったからこそ、この喜びは、何にも代えられないものだろう。よかった。本当におめでとう。今日、後期試験の発表を待っている浪人生もいる。春の柔らかな日差しとともに、いい結果が舞い込んでくることを切に期待している。

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