関東フットサルリーグ2部試合レポート

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【第11節第2試合目】コロナフットボールクラブ権田 vs ミリオネア横浜

2013年12月18日 08時57分47秒 | photo report

関東フットサルリーグ2部 第11節


コロナフットボールクラブ権田0-5 ミリオネア横浜

前半 0-3
後半 0-2

【得点経過】
2分 川崎(ミリオネア)
6分 大場(ミリオネア)
17分 大場(ミリオネア)
29分 川崎(ミリオネア)
30分 川崎(ミリオネア)

 【シュート数】
権田 32本(前半18、後半14)
ミリオネア 23本(前半14、後半9)

 【個人シュート数】
権田 横田10、江成5、山村5、金子3、小池3、小山田2、大場1、朏島(賢)1、朏島(慎)1、峰岸1
ミリオネア 川崎10、大場5、児玉4、湯本2、新堀1、藤瀬1

 【累積ファール】
権田 前半5、後半4
ミリオネア 前半5、後半2

【警告】
12分 金子(権田)反スポーツ
14分 山村(権田)反スポーツ
17分 小山田(権田)無許可入
22分 峰岸(権田)反スポーツ

【退場】
なし

【試合レポート】 
3位権田と9位ミリオネアの神奈川ダービー。権田は優勝に向けてもう一戦も落とせない状況である。一方のミリオネアは微妙に参入戦圏内に入ってしまう可能性が残っているので勝ち点を得たいところ。県内のチーム同士ということもあり、意地と意地がぶつかる白熱した試合になることは間違いない。

この試合、先制点を挙げたのはミリオネア。2分、遠目からのFKを川崎が右足インステップのシュートを放つと、ゴール前の混戦がブラインドになりゴレイロ野邨の反応が遅れ直接ゴールイン。その後、権田は何度かゴールへ迫るが決められない。すると6分、右サイド新堀の突破から中への折り返しを大場が反応して追加点。前半早いうちにリードを2点に広げる。

その後は権田がシュートを多く放つ展開になるが、ミリオネアのゴレイロ門田は入れさせない。権田は良い形でシュートを打てているがゴールに結びつかない我慢の時間。しかし、17分にはミリオネアがカウンターから右サイド武田、そこからのファーパスを大場が滑り込みながら押し込み3点目。3点のビハインドになってしまった権田は前半残りの時間帯怒涛の攻撃を見せるがゴールならず。

後半の立ち上がり、点を取りに行くしかない権田がボールを支配。横田、山村、峰岸とシュートの能力に秀でているセットに変更して臨んだ後半立ち上がりは押し込んでいるもののゴールに結びつかず。前半は両者ともに枠内シュートが多かった印象だが、後半は寄せが利いているのか枠を外れるシュートや、シュートまでいけない場面が見受けられる。

ミリオネアは苦しい時間が続いたが、29分の遠目のFKを川崎がまたも直接決め、試合を決定づける。30分にもFKから川崎が右足インステップを振りぬいたボールは相手にあたってコースが変わりゴール。1試合でFKだけでのハットトリックは、サッカー界のフリーキックの名手・ミハイロビッチを彷彿とさせる。スコア上決定的に思われるが、権田の選手はまだあきらめない。右サイド江成のニアを狙ったシュートや山村の左足の強烈ミドルはどちらもゴールを予感させる弾道であったが、ゴールならず。権田の速いプレッシャーに対し、後半の終盤戦はほとんどポゼッションできないミリオネア。権田前プレ奪取から、江成→小池→江成と細かくつなぎシュートまで持ち込むもサイドネット。悔しがる権田の選手たち。怒涛の反撃もむなしく、1得点もあげられないまま試合終了のブザー。

FKのみでハットトリックという川崎の圧巻のパフォーマンスとゴール前冷静にチャンスをものにした大場の2得点と、ミリオネアはチームの中心人物がしっかりと得点を挙げた。守備面でも危ない場面は多かったものの、門田を中心に0点に抑えきった。試合展開としては権田の攻撃に耐えるミリオネアという時間が長かったが、劣勢の試合展開でも少ないチャンスをものにして勝利したことは高く評価できる。後半、権田の前プレに対し回避できる場面がそう多くはなかったのでそこはこれからの課題として取り組んでいくことだろう。これで入れ替え戦参入圏内の可能性もなくなったので、残りの節は来季に向けて様々なチャレンジの場にすることも可能だ。

一方の権田は多くのチャンスを演出することはできたものの、1点が遠かった。負けたら優勝の目が消滅してしまうプレッシャーからか少し力んでしまっていたことが原因であるかもしれない。前プレは利いていたし、江成や横田は幾度となく決定的なシュートを放っていた。権田らしいフットサルを展開することはできていたがほんの少しの運が舞い降りてこなかった。お隣さんであるミリオネアに優勝の目を摘み取られてしまったことの悔しさは計り知れない。昇格参入戦の可能性はわずかながら残されているので、それに向けて最終節は勝利で締めくくりたい。


川崎選手
FKだけでハットトリックの大活躍。


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