関東フットサルリーグ2部試合レポート

関東フットサルリーグ2部OFFICIAL BLOG

【第11節第4試合目】三栄不動産FC宇都宮 vs MORANGO栃木

2013年12月18日 12時20分21秒 | photo report

関東フットサルリーグ2部 第11節


 
三栄不動産FC宇都宮 5-5 MORANGO栃木
 
前半 3-3
後半 2-2
 
【得点経過】
2分 吉岡(三栄)
4分 井上(モランゴ)
10分 山崎(知)(モランゴ)
10分 神永(三栄)
11分 竹本(三栄)
12分 山崎(知)(モランゴ)
21分 神永(三栄)
22分 堀江(モランゴ)
37分 山崎(知)(モランゴ)
38分 宮崎(三栄)
 
 【シュート数】
三栄 42本(前半23、後半19)
モランゴ 35本(前半16、後半19)
 
 【個人シュート数】
三栄 宮崎13、神永9、石川5、野崎5、福島4、伊藤3、竹本1、樋山1、吉岡1
モランゴ 山崎(知)10、井上7、堀江4、大木3、黒田3、金子3、山崎(暢)3、池田2
 
 【累積ファール】
三栄 前半6、後半5
モランゴ 前半5、後半8
 
【警告】
27分 山崎(知)(モランゴ)反スポーツ
32分 堀江(モランゴ)反スポーツ
39分 伊藤(三栄)反スポーツ
39分 宮崎(三栄)反スポーツ

【退場】
なし
 
【試合レポート】
7位三栄と10位モランゴの栃木ダービー。今年昇格してきたモランゴに対して、三栄は先輩としての風格を見せつけられるか。モランゴはまだ参入戦圏内の可能性も残されているので勝ちたいところだ。得点ランキングトップの山崎(知)のゴールは今日も見られるか。

三栄のスタメンはゴレイロ星、吉岡、伊藤、石川、宮崎。対するモランゴはゴレイロ直井、井上、堀江、金子、大木。立ち上がりは五分五分。2分、モランゴ前プレから山崎がカットし、右サイドフリーの井上に展開。これを冷静に左足トゥシュートでゴール左下に突き刺し待望の先制点。しかし3分、三栄右サイド樋山からのファーパスに神永が反応するがポスト。リードを得たモランゴは、ベンチの選手たちが仲間のワンプレーワンプレーに沸き立つ。7分、右サイド三栄伊藤がサイドで受けてファーへ速いパス、これを吉岡が詰めて同点弾。試合は五分五分の展開から打ち合いの様相へ。10分、モランゴ金子が中央ゴール前で相手ゴレイロを引き付けて右サイド山崎(知)にラストパス、無人のゴールへ突き刺し勝ち越し弾。直後の10分、三栄右サイド樋山が受けてファーパス、これを6番神永が受けて冷静に決めてすぐに振り出しに。お次は11分、三栄カウンターから左サイドで神永が受けて左サイドを持ち上がり、竹本へ。これを左足インサイドでゴール左下に流し込み逆転。スコアは3-2で三栄リード。しかし、食い下がらないモランゴ。12分、モランゴ山崎(知)が浮き球で山崎(暢)にピヴォ当て、これを頭で再び山崎(知)へ落とし、ダイレクトで右足を思い切り振り抜きゴール上に突き刺す。3-3とスコアを振り出しに。残りの時間帯は両者決定的な場面を迎えられず。この日はファー詰めが冴え渡る三栄。幾度と無くファーつめでモランゴに襲い掛かる。一方のモランゴはやはり山崎の突破力と得点力が爆発。打ち合いの前半は3-3で折り返す。

後半の開始は三栄ゴレイロ鉛、野崎、神永、樋山、福島。モランゴはゴレイロ直井、金子、井上、堀江、池田。21分、中央やや右のミドルレンジからの三栄野崎のファーへの速いパスに神永が詰めて後半の先手を取る。だが22分には、モランゴペナ内右の位置で受けた池田の折り返しに、堀江が反応してゴール右上を狙い済ましたシュートを決める。一進一退の攻防を繰り広げる中盤戦。相手の攻撃になれてきたか、危険なエリアまで運べず遠目からのシュートが増える。

後半の中盤戦はお互いに相手の前プレを嫌がりロングボールが増えてくる。激しさを増す試合展開。32分にはモランゴ5ファール。すると残り4分、三栄の勝ち越しのチャンス。第2PKを得るが福島の放ったシュートは枠を外れる。残り2分、モランゴ1山崎(暢)への長いボール、これをしっかりと収めて後ろから駆け上がってきた山崎(知)に落とし、ダイレクトで打ったボールは相手に当たりながらもゴールネットへ。モランゴこの時間で勝ち越しに成功する。38分、三栄タイムアウト。わずかな時間だが点をとりにいく三栄。すると38分40秒、またも第2PK獲得、これを宮崎が決めてゴール左下に決めて同点。スコアは5-5。残り34秒、モランゴ井上の放ったシュートはゴレイロファンブルし、ゴールラインを越えたと主張したが認められず。残り9秒、モランゴまた第2PKを与えてしまうがゴレイロ直井が宮崎のシュートコースを読み勝ち越しは許さず。ここで試合終了。

三栄は最後の第2PKを決めていれば勝ち点3を手にしていたところだったが、決めきれずに勝ち点1を得るにとどまった。この日はファー詰めからの得点が非常に多く、シュートを放った時にファーポストに必ず味方が走っていた。基本に忠実なチームはやはり手ごわい。特に、テクニックに秀でる神永がボールを持った時にファーへ走りパスが出てくるのを待つ信じている姿が印象的であった。

一方のモランゴはこの日も山崎(知)が大爆発。山崎(暢)とも非常に良い連携をとれていて、個人技での突破以外にも数々のチャンスの場面に彼の存在があった。第2PKの場面で3本中1本しかゴールを許さなかったゴレイロ直井の活躍も評価されるべきだ。

お互いの攻撃力が存分に発揮された打ち合いの試合であったが、見るものを楽しませたことだろう。フットサルの醍醐味であるダイナミックな試合展開と、スピーディーな切り替えが凝縮されたような試合であった。これが関東の舞台での栃木ダービーの一戦目。今回は決着がつかなかったので、来年以降は更に熱い栃木ダービーを見せてくれることだろう。今から楽しみである。


最新の画像もっと見る