全く危なげなく勝ち切ったアンバルブライベン、先行脚質のルチャドルアスールも流れ込んで、唯一追い込んで馬券内に入ってきたのがスギノエンデバー。展開や馬場からみれば大健闘であった。競馬における馬場の条件はファクターも大きく、注意が必要だと痛感した。勝ったアンバルブライベンは一皮むけたのと、コース適性に尽きる。
前半58秒、後半59秒前後半ともによどみなく速い展開で勝ちタイムは1.57.0のコースレコードだった。断然人気のヌーボレコルトは外々を回っての惜しい二着。実力は十分示したといえる。一番人気ゆえにさすがにインをつけず、不利のない外を選択、対照的にショウナンパンドラは思い切ってインを突いて勝ち切った。同じイメージで好位キープからの抜け出しも期待したブランネージュは4角を回って力負けしたかもしれない。惜しかったのはタガノエトワールだった。非凡な才能でいい差し足だった。イン有利と呼んで、ブランネージュを選択して結果は外れ。競馬に絶対はないことをまた思い知らされた一戦だった。