あたりまえということ

ふと気がつくと、いつの間にやら私の近くにいる愛猫。

私は読書中で彼女はお昼寝というような、
ひとつの空間でそれぞれがまったく別のことをしているときに、ふと、
「しあわせだなぁ」
と感じます。

本に集中しているときと、寝ている状態というのは、
その世界に入り込んでしまうという点で、よく似ています。
それぞれがお互いのことを意識しなくても、
一緒にいるのがあたりまえ。

さまざまなことが起きる日々のくらし。
あまり気にすることはないけれど、
あたりまえは、多くの奇跡によって成り立っています。

それはとても地味な奇跡だけれど、とてつもなく貴いものなのです。


ホリエ