What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

バリー・リンドン(映画:1975)

2014年01月22日 21時05分16秒 | 映画
キューブリックです。私が観たのは8作品目になりますが、ほぼハズレ無し。
この作品も「見事」です。

主人公のレドモンド・バリー(バリー・リンドン)の伝記的内容となってます。
なので「ストーリー」はうまく表現できないかな?ゆったりと独特の雰囲気で進みます。

ところが最初からこれが抜群なんですね。
無言で見つめ合ったりするシーンが凄い迫力です。これがすごい。
相手役の女性がそれぞれ魅力的だしね。
シーンによっては絵画を見ているようです。使い方を間違えるとおかしくなりますが、それがピッタリはまってる。

音楽の使い方も見事。
実は曲を知らなかったので、オープニングは吹き出しそうになりました。
(「怒り新党」が好きなので)
ところが、途中のシーンでも同じ曲が何度も使われるのですが、全然気にならないどころか、そのシーンのために作られたかのような感覚に。ドンドン引き込まれていきます。

有名な「ろうそくの灯りだけを使った撮影」とかキューブリックらしさが堪らないです。素晴らしい。

時間は3時間を超えますが、長さを感じません。

実は録画をしたのが2年前でずっと眠っていた作品だったのですが、ふと観てみたら「大当たり」
あまり期待していなかった分、喜びも大きい。
映画はこれだからやめられませんね。

(ジャンル:映画) 2014年:(10)