キューピーヘアーのたらたら日記

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『村上春樹は、むずかしい』 加藤典洋

2018-03-29 19:17:15 | 
(本書帯より)

「村上は日本の純文学の高度な達成の先端に位置する

硬質な小説家の系譜に連なっている。

違うのは、彼が同時に大衆的な人気をも、

海外での評価、人気をもかちえているという、

文学的に無視できないが

最重要ではないただ一点だけである。

そのことに惑わされるべきではない。

(………)一言でいえば、

村上春樹は、そんなに親しみやすくも、

わかりやすくもない。

見くびってはならぬ。

「村上春樹は、むずかしい」のである。」




とまあ、QPのような村上春樹の作品は好きだけど、

何を言ってるのかよくわからない、

と内心思っていた大衆読者の気をそそる内容なんですが、、、



だから何なのよおお。

って言いたくなる。


確かに、

前々回の『騎士団長殺し』の読書メモで、

南京事件や東日本大震災を作品に盛り込むのは、

一つの芸術作品として見たときに、

本当に必要なことなのか?

ってなわかった風なことを書いてしまった。

あれは間違いでした。

そもそも、春樹さんが何のために小説を書いているのか、

その根本がわかってない、

失言でちた。


でも、だから何なのよおおお?

と、僕以外のその他大衆も言うと思う。


本書を読んでみても、

著者が一生懸命解説してくださっているのだが、

やっぱりわからない。



きっと、わからないまま私たち大衆は死んでいくのね。

でも、死ぬまで春樹さんの文章は好きよ 

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