ケッタでグルグル

久々にケッタ(自転車)を購入。
これを機にブラブラ回ってみよっと。

前渡不動(仏眼院)

2007-12-09 | 寺院

各務原市にある寺院。本堂は不動山(矢熊山)の山頂に建てられている。
仏眼院。通称「前渡(まえど)不動尊」と呼ばれている。
美濃四国第二十五番札所。
岐阜県の十名所。(1927年)

前渡の旗本坪内家家臣の山本軍八郎藤原盛行の子秀之助が成田不動で眼病治癒を祈願したのち開眼。その後、僧名明心と改名し、この地に京都醍醐山から仏眼院を移転させた。眼病治癒にご利益があるとされている。

  

不動山南麓に大きな駐車場とお堂があり、そこから道路沿いにある細い道が参道となっています。参道に沿って石仏が並んでいて(左写真)上部には番号が彫ってありました。しっかり数えていませんが、お遍路になぞらえ八十八あるのでは??

また、この地は1221年(承久3)に起こった承久の乱の激戦地である「摩免戸の戦い」があった場所と知られています。この木曽川を挟んで鎌倉より出撃した北条泰時率いる幕府軍が尾張側に、京都より迎撃した藤原秀康を中心とした後鳥羽上皇軍が美濃側にて対陣しました。上皇軍約17500騎に対し、幕府軍は10数万騎と圧倒的な兵力差があり9つの戦場で行われた戦いは上皇軍が皆早々と退陣しました。勢いそのまま幕府軍は瀬田川から京都を攻め幕府軍の勝利に終わりました。その戦没者の供養のため五輪塔が建てられ、その後木曽川の氾濫により埋もれていたものを発掘しこの地に安置したものです(右写真)。

  

山頂手前には本堂、鐘楼堂、弘法堂などが建てられています(最上部写真)。
本堂より奥は不動山頂上になります。北西(左写真)には航空自衛隊岐阜基地から、岐阜市の金華山(左奥の山)などが見渡せ、東(右写真)には正面に伊木山から南に流れる木曽川が見渡せられました。

  

参道の他にも遊歩道はあり、枯れかけのモミジが葉を落としていました。離れた場所から遠望してみると山全体が茶色っぽく色付いていました。もう少し時期が早ければココでもキレイな紅葉が見られるのでしょう。


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