心温かく

日常で触れる事が出来た暖かくなった事、楽しかった事(最近愚痴も多数)の日記です。

マンションの購入に際して注意した事(断熱方式)

2011-05-26 23:14:16 | マンション
※最初に断っておきますが、あくまで素人が素人考えでよしとして
購入した体験記ですので参考程度にお願いします。

さて、あまり仔細を書くと何処買うかばれてしまって怖いので
ざっくりと書いていきます。

今回購入したのは最上階です。(タワマンとかじゃないです)
やはり最上階のデメリットの一つとしてよく声が上がるのが

「夏は暑く、冬は寒い」

よくこの声が聞こえてきます。
当然外気に触れている部分が多いわけですし、夏の
日差しは相当に室内に影響を与えそうです。

でも以外に書かれていないんですよね。
日本のマンション物件は「内断熱」方式で建てられたものが多いという事です。
そして、最近少しずつ出来始めて来た「外断熱」物件。

おそらく最上階に住んでても上記の様な「夏は~」にあってない
方はこの「外断熱」方式で建てられたマンションだからではないかと
判断しました。

内断熱・・・建物躯体内部(床、壁、天井)に断熱材(グラスウール、ロックウールなど) を入れる
外断熱・・・建物の躯体外部(基礎、壁、屋根)を断熱材(ポリスチレン、ウレタン系)で被服する

内断熱は断熱材を躯体内部に配置するので、外気と躯体内部の温度差が発生しやすいので、
結露も置きやすく、外気の温度にも素直に反応します。
また、常に躯体自体が外気に触れ暑さ、寒さにさらされているので夏に膨張し、冬に収縮
などを繰り返し劣化は激しい物となります。
昔のマンションの寿命が50年以上が無理な理由の一つはこの躯体の劣化も原因の一つです。
その代わり通気性が高くなります。戸建ては内断熱の方が通気性が増すためよいと
言う意見が多かった気がします。

さて、外断熱ですが、躯体の外部を断熱材で覆うので、まず躯体の温度が急激に上昇したり
下がったりせず、室内との温度差が発生しずらくなり結露なども発生しにくくなります。
内断熱とは全く逆になりますね。
逆に室内の温度が外に逃げにくくなり、夜冷房を消してから起きるまでには温度が
上がりきらない(冬は下がりきらない)などとても過ごし易いのかと思います。
結露や躯体への温度差による磨耗がないため躯体の寿命も2,30年くらいは延びてくれる
らしいです。
正直マンションでのメリットは内断熱の比ではないと思われます。

外断熱のデメリットは工法が難しいのでどうしても値段が上がってくる様ですね。
また、機密性が高くなるので換気システムがないと少し恐そうな気はします。
後気になったのは躯体の外に断熱材をつけていくのでどの様に強度を担保しているかでしたが
そればかりは、阪神大震災後から建築法では耐震強度の最低基準が跳ね上がっているので
それを満たしていない物件ではないのは間違いないとは思います。

最近は大分外断熱のマンションが増えてきているようですので、よく見ておいたほうが
よいかと思います。意外にに愚痴ってはいるけど原因が分かってない人が多かった様に見えました。
せっかく家を買ったのに賃貸より寒くなったり暑くなってももう引越しで逃げれません。


結構見るべきポイントかもしれませんね。

※基本的にALL外断熱物件は北国とかでないとないようですが、あくまで屋上の断熱の
お話です。ただし、いまどきの建物は断熱材も進んでいるのでひどく暑すぎたりということも
なさそうですが。

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