僕とわたしの歩く道

日々のいろんなことを。。。

自閉症疑似体験

2008-02-26 12:09:51 | Weblog
今年のサポートブックには資料編として、
①自閉症児って何?
②自閉症児への伝わりやすい声かけ
③自閉症の疑似体験
をつけています。①②は有限会社おめめどうのハルヤンネさんの資料から抜粋したもの。もちろん出展も明記して。

そして③の自閉症の擬似体験はハルヤンネさんの講演やこうままさんの岡崎キャラバン隊の講演から、まとめてみました。
やっぱり自分で実感しないとわからないことってあると思うんですよね。
昨日娘が私のブログを読んで「見通しがつかないってそういうことなのね~はじめて知った」と言ってましたし。
ちょっとでもわかってもらえたらいいなあと資料としてつけてみました。

以下がその内容です♪

(資料3)自閉症児の疑似体験

自閉症児は健常の人とは、「見え方」「聞こえ方」「感じ方」などの感覚が違います。その独特な感じ方を理解していただくために、次のような体験があります。私も体験しおひさまの自閉症の世界を少し理解できましたので、紹介させていただきます。

①見え方(私たちより視野が狭く、ピンポイントで見えています。)
ペットボトルの周りをラップでグルグル巻き、底を切り取ります。これを両目に当てて口の方から除いてみてください。周りが見えず興味があるものに一直線になってしまうことがわかります。
→分かるように指し示す・目の前で声をかけることが大切です。

②聞こえ方(私たちは自分に必要な音を聞き分けているが、その聞き分けが弱い。)
朝の昇降口やスーパーなどをカセットテープに録音してきいてみる。カセットテープはすべての音を拾うので色々な音が雑多に聞こえてうるさい。
→知っている声は聞き取れる。目の前で声をかけられるとわかる。ということが理解できます。

③不器用さ(目と手足の協調運動が難しい。)
○迷路のプリントの前に鏡をたて、鏡を見ながらプリントの迷路を解いてみます。非常に難しいことが分かります。
○軍手をはめて、折り紙を折ってみます。自分が思っているよりうまくできません。
これらの体験中に周りから「早くしなさい。」「そんな簡単なのにできないの」など声をかけられたら、イライラして悲しくて不安になることが理解できます。

④話し言葉の困難さ
○ 先生役が「アブラカタブラ」と言う言葉だけを使って、1人の生徒役に「椅子に座る」を指示します。言葉を強く言っても、きつく言っても理解できません。
→お手本を見せる。ジェスチャーで示す。絵や写真を見せることで理解できることがわかります。
また1人の生徒役以外の生徒たちには「アブラカタブラ」で席に座るということを前もって知らせておきます。生徒役は1人取り残される、自分だけわからない不安や辛さがわかります。

⑤見通しがもちにくい(自分で組み立てることが難しい)
○「このままお待ちください。」と指示されたまま、誰も来ない。不安になります。
→いつまで待てばいいのか。次は何があるのか。見通しをもたせる大切さがわかります。

様々な困難な状況のなか、頑張っていることをご理解いただき、支援していただければ幸いです。


まだまだ練らないといけない文章なんですが・・・
自閉症の世界を少しでも色々な方にわかっていただければいいなあ・・・

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