僕とわたしの歩く道

日々のいろんなことを。。。

いいからさせたいは難しいかな。

2013-12-26 07:23:41 | Weblog

「おひさまくん、料理ってどうしてするようになったの?」

先日、聞かれたこと。

「料理」って、

五感を使うし、達成感があって、周りにもほめられることだから、

療育として、とてもいいんだって、先生から言われたらしい。

 

電子レンジのボタンも、

炊飯器のボタンも、

卵を割るのも、

全部自分でしないと泣き喚いていた幼児のころ。

私がして、その音が聞こえたら家のどこにいてもとんできていて、

「どれだけ耳がいいんだ??」

って思ってた。

そのわりに、人の話すことは、全然聞こえてないようだったりもしてたけれどね。

 

いちいち、

「電子レンジのボタン、おひさまが押す?お母さんが押す?」と聞きながら炊事していた毎日。

当然ながら、おひさまがキッチンにいる時間が長いわけで。

まあ、自然に料理の手伝いもしてもらうことになると、

どんどん「おひさまくんがする!!」

って自分でしたがることが増えていく。

 

そして、小学2年生のときだったかな。

syunさんの講演で、お料理する自閉症の男の子の映像をみてね。

オム焼きそばだったかな。

ちょっと失敗して、卵の半分がこぼれちゃったかなんかだったけれど、

こぼれてもお母さんがな~んにも手助けしないで、横で笑ってて、

本人も、「しかたない・・・」って感じで納得してるのをみて、

「あ~おひさまにも自分の分だけ作らせて、私が手出し口出しするのはやめよう~」

って思ったんだ。

 

それから、どんどん。

朝からラーメンなんて食べてて、ぎょっとすることもあるけれど、

メニューはその日その日でどんどん変わっていってる。

一人分自分の分だけ

手出し口出ししない

ってのが、続くポイントなのかもしれない。

 

なんでもそうだけれど、

療育とかではなく、

したいなら、しよか~

行きたいなら、行こか~

で・・・。

いいからさせたい

って親の気持ちから入ると難しいかもな。

 

そういえば、

いつからか、

電子レンジのボタンも、炊飯器のボタンも、卵を割るのも、

私がしても平気になった。

たまに、「僕がする!」ってくることもあるけれど、

少なくとも、泣き喚くことはもうない。

でかい身体で泣き喚かれたらイヤすぎるからよかった。

こんなこだわりは、小学校高学年くらいになると無くなるよ!

って聞いていたのはホントだった。

 

幼児のころを思い返して、文章にすると、

大変~といえば、そうなんだけれど、

ボタンが押せなくて、泣いてるおひさまみて、

「なんでそんなことで泣くの~」って私は爆笑して、

もう1回押しなおさせてただけだったし、

いちいち、別の部屋にいても走ってくるのも可愛かったな。

 

戻りたいとは思わないけれど。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする