ヘルパーさんの退職

何度か書いていますが、おひさまは移動支援でヘルパーを利用しています。
担当してくださるヘルパーさんは２人。２人とも男性です。
おひさまがしたいことを支援してもらってるからね。おひさまは移動支援大好きです。

そのうちのお一人が事業所を退職されることになりました。

「父がＴ市でＮＰＯを立ち上げていまして、そちらでも移動支援や居宅介護をやっていこうってことで、そこで責任者としてやっていきます。
弟ももう、（特別支援学校の）高等部の２年ですからね。
なかなか就職先もむずかしいみたいで。
夢は作業所立ち上げようとか、グループホームもしようとかいっぱいなんですよ～」
「だから、お母さん方とも、この業界にいるんだったら、どこかでまた会えるわね～って感じで・・・利用者さんともあっさりさよならしようと思ってるんです。」

おひさまはね。人を見る目があるの。
だから、偽善的だったりで本当は自分をよく思っていない人のところだと、表情が曇るの。それはもう見事に無表情。
でもね、このヘルパーさん。会ったとたんからおひさまはなついていたのよ。名前もすぐに覚えてね。
彼も、おひさまのことも無茶苦茶可愛がってくれてね。
私は彼のおひさまへの接し方は本当に勉強になるなあと思いながら見ていたの。

弟さんが障害があるなんて今まで知らなくて、
利用者さんと出かけたときの面白エピソードをたくさん話してくださって、ホントは困ったことなんだろうけど、楽しそうに嬉しそうに話されるから、それは面白エピソードになるのよね。

ああ娘もこんなふうに育ってくれたらいいなあと思いました。
一緒に何かをしてほしいとかじゃなくてね。
本当に明るくて元気で、障害児の兄弟がいることによる暗さがみえないっていうか、弟さんのこと思ってるんだなあ・・って伝わってくるっていうか。

「頑張ってくださいね。」
「はい！」

ちょっと泣きそうになったんだけど・・・
いっぱい活躍して、夢を実現させてほしいな。

すご～くよかったら、将来、おひさまとＴ市に引越すわ～～！！