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夢みる長女じゃいられない♪ HEY! ニッキ

YOKOHAMA居候日記 Ⅹ アディオス編

2008年12月11日 | kelly,
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毎日みんなで にぎやかにご飯食べて、ケンカもして、
テレビ観て、ちびっこが「おねえさん、おねえさん」って甘えて、
布団敷いて、お風呂あがりに 髪乾かしながら「ないしょ話」して、
普通の家庭の なんともない日常は、私の 特別な日々でした。

数日で帰ろう と思ってたのに、明日でもいいと延ばし続けて。
「ずっといればいいよ」ってみんな優しいから。

でも 知ってる。
楽しい時間が長いと、そんだけ あとから辛くなる。

「まだ決めてないけど、いつ帰ろうかな」って、うそついたの。

いつものように、朝 皆が出かけてから、荷物をまとめて、
みじかい手紙を書いて、いっぱい おかず作って 冷凍して、
やっと乗れるようになった バスと電車で 駅へ着いて、
岡山行きのキップと シューマイ弁当を買った。

「帰るね、あいさつもせずごめんね」ってメールした。
すぐ電話がきたけど、涙こぼさずにいるの 精一杯で、
「移動中だから電話できない」って またうそついた。

見慣れた景色がうるんで、見慣れない景色に変わって、
山田詠美の短編を 読んだけど、文字が見えない。

帰りたくないよう。
帰りたくないのに、なんでって、おでこを冷たい窓にあてて
見慣れた駅へ着いて 改札を出た瞬間、涙が溢れ出した。

めいっぱい溜めてたから、冷たい涙だった。
ずっと、声を上げて 赤ん坊のように 泣きじゃくった。

それから数日は ずっと布団から出ずに 1日中めそめそしていて、
やっと妹に 電話できたのは 2日後だった。

「楽しかった、ありがとうね」で もう涙声になって、
「おねえさんの家はここだから。待ってるからまた来てね」
って言われてまた泣いて。

こんなに泣き虫だったっけ。

会社辞めて すぐ行っちゃったから、やることがたくさん。
猫は 冬毛になって ぷくぷく可愛くなってるし 元気。

いまでも夕ご飯時には思い出して 泣いちゃうバカだけど、
毎日いろんな人に会って、岡山での日常に戻りつつあります。

友達もいるし、猫たちもいるし、妹の妹家族(ややこしい?)も
「うちに部屋あるから、おねえさんいつでも来ればいいよ!」って。

嫌いな人より好きな大切な人のほうがたくさんいる。
じゃけん、幸せなんだから。
いつまでも みんなに 心配かけんじゃないよ、私。

今日は月がきれいです。 みんな見てるかな。