日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

フランス語の文法解読法

2005-10-06 06:43:29 | フランス
今日はまったく日が差さない、寒々しい一日だった。
空は曇り空、一日中薄暗い。それどころか霧まで発生。
夕方頃電車に乗っていたのだが、VILLEJUIFの
街などが(パリの南郊外)真っ白な霧に包まれているのが見えた。

会社で一人でシコシコ作業をしていたら顔見知りだが
これまでよく話したことのない人から話しかけられた。
フランス人の女性なんだが。他人から話しかけられるなんて
仕事の場を除けば、そんなにないんで(道を聞かれるのは別として)
ちょっと嬉しかった。自分から他人に近づいていく努力って
もんをしないからなあ、僕は。

さて、今日仕事で問い合わせの手紙をもらったのだが、下記の
ような一文で始まっていた。

Auriez-vous l'obligeance de ....

「~していただけますか?」という意味らしいが、こんな
丁寧なスタイルの文章読んだことなかったので結構びっくり。
そのあとフランス人の友人がobligeanceという言葉はauriez-vousという
条件法とは相容れない。正しくは、

Ayez l'obligeance...

と命令形にしないといけない、などと細かい論議。どっちも同じだと
思うけどな。ちなみにそのあと
「恐れ入りますが~お願いします」という言い方は

je vous serai reconnaissant

je vous serais reconnaissant

のどちらが正しいかという論議に発展。未来形か条件法かってことなんだけど。
音で聴くとどっちでも同じなんだよね。主語をNOUSにした場合、
nous serions reconnaissaintsは聞いたことあるけど、
nous serons reconnaissantsは聞いたことない、との理由で結局
条件法が正しい、という結論に達したんだけど、
今さっき仏和辞典見てたら、未来形の例文が書かれていた。
結局どっちもあり、ってこと? 意味が変わってくるというだけで・・・。