ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

健康第一

2011-01-22 16:18:39 | モニョモニョくん

          


どうしようもなく暴れん坊でとんでもない乱暴者。

普段はヒヤヒヤイライラヤキモキムシャクシャされられてばかりのモニョさんですが、今回「元気で健康で生きていてくれさえすればいい」と、心の底から思いました。



前の日の晩、普通に夕飯を食べ普通にテレビをみて過ごしていたモニョさん、夜も深くなってなんだか急に熱っぽい。普段は片方だけ二重のモニョさんですが、眠くなったりお熱があるとなぜだか両目ともくっきり二重になるので分かりやすいのです。しかも見事に涙目。みるみるうちにお熱は上がり、ウソみたいにスコーン!と40度に達する勢い。ん~困ったね。とりあえず一晩様子をみるか。

夜中になってもなかなか熱は下がらず、一緒に寝ていても手も足も体もアチチチチっと熱を発しております。

あ~明日は幼稚園お休みだねぇ・・・。(←この期に及んで、シブる母。)

夜中にトイレに起きて、珍しくもどす。今になって考えてみれば、これまで体調を崩してもどしたのは初めて。もどした本人もびっくりして、気分が悪いのに汚してしまったマットのことをしきりに気にしていました。そして同じく母も初めての経験なので、「高熱+嘔吐→脱水症状」という発想が全くなくて、水分補給をそれほど気にしていなかったっっ。

普段は元気がとりえのモニョ様。たまにお熱が出ても、一晩ぐっすり眠れば翌朝はケロっとしていることがほとんどだったのもあり、家に念のためおいてある解熱剤も使う必要性を感じていなかったのもいけなかったのです。


翌朝になってもお熱はさがらなかったので、幼稚園をお休みしてかかりつけの町医者へ行こうと思っていたのですが、熱も38度台後半になっていたし、おかゆの朝ご飯も食べられたので、朝の家事をしてから・・とのんきなことを思って、「モニョくん、待っててねぇ~♪」な~んて声をかけつつ洗濯機も遠慮なくまわしまくって時計を見たら10時半。昨日の夜中に汚れたマットも洗いたいケド・・・と思いながらも、さすがにそろそろ行くか。とお風呂場で下洗いだけして、のんびり病院へ出掛けました。

今考えれば、この朝の様子、いつもと明らかに違っていたのです。いつもなら、ちょっとくらいお熱が高くても、テレビを見ながら歌ったり、お喋りしたり、お絵描きしたり、あれこれするモニョさんが、毛布にくるまってまさにグッタリ目だけをテレビの方に向けて寝転んだまま、ボ~~っとうつろな顔をしていました。

病院についたモニョさん、インフルエンザの可能性がないわけではないと思ったのでので、そのまま別室のベッドで横にならせてもらいながら待ちました。それでもそこまでと思っていなかったので、薬でももらって・・・・なんて、のんきなことを思っていたのですが、おそらくノロウイウスですね。熱が高いし脱水症状を起こしているから点滴をしましょう。と言われ・・・あらま。ニュースでも良く聞くノロさん?それは怖い。しかも点滴か。時間がかかりますなぁ・・・・。


大小の点滴が3本ぶら下がり、ざっと計算しても終わるのは1時半。あぁ~、先は長い。


なぜかって?モニョさんにとって「病院=絵本朗読の時間」だからです。病院に行けば、私は100%お手すきな状態。いわば「丸腰」です。いつもは『家事』という天下の宝刀をチラつかせて、ちょっと具合が悪くなると「あ!もうこんな時間!」とか「おぉ~洗濯。洗濯。」とか逃げの口実に使えるのに、この場合、なされるがままで逃げ場もなく、待ち時間だけずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと文字通り永遠に本を読まされるのです。だからモニョさんにとって病院は結構好きな場所。「だって絵本読んでもらえるんだもん♪」だそうです。

で、この時もいつものように本のわんこそば。点滴は別室でするので、1冊ずつではなく5冊くらいまとめて借りてきてはそれを読み進みます。1時間半くらいした頃でしょうか?さすがに顔も真っ赤になって表情も変わりしんどそうだったので、「モニョくん、そろそろ休憩しようか?本を聞くのも疲れるから。しばらく寝んねしたら?」と言うと、もっと読みたがりつつも「ちぇ~。」って感じで観念して本当に一瞬にしてスーっと眠り始めました。

やっぱりしんどかったんだな。と思い、私もちょっと休憩しよ。と目をつぶってしばらくして様子をみると、さっきよりも顔が赤く顔どころか首筋まで真っ赤で熱を発しています。さっきよりも明らかに熱が上がっている。しかもおそらくこれまでで経験したことのないくらいの高熱。41度もしくはそれ以上・・・。つい最近、脳に熱がいってしまう境目が41.3度だか41.6度だかだと聞いたことがあって、急にそのことを思い出してゾクっ。病院についてから解熱剤を入れた感じでもなかったので、先生に解熱剤のこと聞いてみようかなぁ・・・?でも、そんなこと言ったら失礼かしら?どうしよう?と思いつつ、先生を信じてもう少しだけ様子を見よう。と再び目をつぶった次の瞬間、

横で眠っていたはずのモニョさんが、手と足をバッタッンバッタンさせて体をまるで二つ折りにするようにベッドの上でバウンドして暴れています。

え?!え?!どうしたの?一体どうしたの?!


慌てながらも少し前に聞いたことのある熱性痙攣だ!とすぐに思い、とっさにモニョさんの顔を横に向けて(吐いたりするものがつまらないようにと聞いたことがあった。)、枕元にあったブザーを力一杯押す!押す!押すっっっっ!!!するとそれは主に点滴の終わりの合図の為のブザーなので、「ちゃららららら~ん♪ちゃらららら~ん♪」って感じのお店でお客さんが入ってきた時ののんきな音楽だったりして、違うのよぉーーーーーーっっ!!そんな呑気な話じゃないのよーーーーーーーーーっっっっ!!!と思って、「すいませんっ!!痙攣始まっってしまいました!!!!」と叫びました。叫びながらモニョさんの様子を確認してみると、息がありません。顔をピタピタ叩きながら名前を呼ぶも、もちろん反応はありません。

診察室から先生と看護士さんたちが全員ゾロゾロとやってきて(今になって思えば、意図的に走ったりすることなく落ち着いた様子でやってきたんだと思います。)、大勢でモニョさんをせ~の!と隣の処置室の中央にあるベッドに運び、酸素ボンベが運び込まれました。顔色はまさに土色、唇は紫になり、目は白目をむいたまま、完全にチアノーゼを起こしている小さな息子が、目の前を大勢の大人に運ばれて行く姿は、本当に背筋の凍る思いだったし、熱性痙攣はそれ自体、命に関わることはないと知ってはいても、「子供って、こんなにあっけなくある日突然いなくなったりすることもあるんだな・・・・。」と最悪の事態が起きた時の疑似体験というか、これが夢か現実か分からなくなるような感覚に襲われました。

すぐそこにいるのに、とても遠く感じる我が子の横たわるベッド。おしりに座薬を入れられて、「もう大丈夫ですよ。」と先生に声をかけてもらったけれど、その声もすごく遠くでしている感じがして、部屋の隅のところでしばらく固まっていた私。随分経ってから看護士さんに「お母さん。大丈夫?もしかして初めて?」と言われて初めて現実の世界に引き戻されました。

「痙攣の後はすごく疲れるからね、しばらく眠るかも。」と看護士さんが言われた通り、少しの間そのまま眠ったモニョさんは、目を覚まして最初はこちらの言っていることにうなずく程度、そして少しずつ話せるようになりました。今までで一番愛しい我が子。多分、産まれてきたその瞬間よりもずっとずっと愛おしく感じ、もう何でも良い!乱暴でもいい!無事でいてくれたらそれでいい!と頬をすりすり。こんなことがないとこんなに大事なことを思い出せないなんて。今のこの気持ちを忘れないようにしなくては。

その後も点滴はどんどん本数を増やされ、一体何本入れたでしょうか?4本入れてもトイレに一度も行きたがらず、脱水症状のすごさがようやく分かりました。5本目の途中でやっとトイレに行き、先生には「まだまだ。」と言われ、入れ続けて結局終わったのが夜の8時半。その頃にはモニョさんもケロっとしていて、帰り道にお粥とコンビにのおでんを欲しがったので買ってやると、家に帰ってペロリ。


はぁ。長い怖い一日でありました。


写真はケチケチばーさんな私が、清水の舞台から飛び降りる覚悟で奮発して買ったイソジンの泡ハンドソープ。たしか980円くらいだったような・・・。昨年の新型インフルエンザ騒動の頃に買ったのですが、これまたケチケチのため使うのを惜しんでいたものを、この機会におろしました。うがい手荒い。大事。大事。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿