ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

2つのニュース

2005-08-05 22:13:58 | 出産・育児
昨日、今日とつづけて2つニュースを見ました。

一つは、アメリカの女性が脳死状態のまま帝王切開で赤ちゃんを出産したというニュース。 妊娠が分かった直後に、脳にできた癌のため、ある日自宅で倒れそのまま脳死状態になってしまったその女性。家族の希望で延命措置をして3ヶ月、子宮に癌が転移してしまうギリギリの今月2日に、24週目の赤ちゃんは帝王切開で無事取り上げられたそうです。私の記憶が正しければ、824g。元気だそうです。出産を終え、女性に取り付けられていた生命維持装置は取り外されました。

もう一つは、日本の16歳の女子高生が自宅でこっそり出産したというニュース。 産まれてきた赤ちゃんの産声を聞いて、鳴き声で家族にばれてしまうと思ったその女子高生は、赤ちゃんの口をふさぎ窒息させてしまいました。ビニール袋に入れて自宅のガスメーターのボックスに隠し、少女はそのままバイトに行ったそうです。家族は少女の妊娠に気が付かなかったと伝えられていました。

妊婦の私にとってこの2つのニュースは、心の奥に深く刺さるくらい色んな意味でショッキングなニュースでした。 妊娠が分かった時のじわっと広がるあたたかい喜びや、つわりとのつらく長い戦い、初めて胎動を感じた時の実感、小さな小さな変化への一喜一憂、検診で出会える超音波の赤ちゃんの成長、少しずつ大きくなるお腹、毎日毎日「無事に産まれてきてね。元気に産まれてきてね。」と願っている気持ち、パパちゃんを初めとする家族やお友達の励まし、そんな全てのことがどんどん思い出されて、しばらくはらはらと涙が止まりませんでした。