ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

歯医者

2005-07-28 22:02:25 | わたし
結婚前には、時間的にも精神的にもまったく余裕がなかったので、憧れのウエディングエステはできませんでしたが、そのかわりに歯はきれいにしました。
と、いうのも2年前の夏に気軽にお手入れにいった歯医者で、何の説明もなく前歯を削られ差し歯にされてしまって(しかも後から、しなくてもいい治療だったと判明)その後は一年間人前では歯を見せて笑えなくなってしまうほどひどい治療痕だったからです。

平面的で全く透明感のないその差し歯は、まるでコントとかでペタッと貼った歯みたいでどこからどうみても醜かった。その上、偽物の歯と歯茎のさかいめが黒く変色して縁取られてしまうので、ますます視線がそこにいってしまいます。差し歯にされたその夜、一人暮らしのアパートで一分おきに鏡を見ては泣き、見ては泣き、気が付くと朝を迎えていました。
毎日たくさんの人と接するお仕事だったので、女としてもお仕事としてもまさに絶望。オーバーな話じゃなく、一生笑えないな。と思ったし、お仕事を続けるどころか、生きてることすらつらいとまで一時は考えたほどです。

そんな中、私を決心させたのが一年前の夏に行ったウエディングドレスの試着!
出会った瞬間、稲妻が走るほど一目惚れしたドレスと出会って「これを着て思いっきり笑いたい!」って鏡に映った自分の姿を見ながら心の底から思ったのです。

それ以来、ネットで懸命にリサーチ開始!! 東京の芸能人もくるような歯医者まで見積を出してもらいに行ったりもしましたが、た、高い! ウン十万円かかるし、何より通うのが大変。迷っている頃に今お世話になっている大阪の歯医者さんに出会うことができました。

審美の分野では第一人者的な存在のその先生はとても信頼できる方で、初めてカウンセリングしてもらった時に「こりゃひどいな、典型的な例ですね。大丈夫、きれーに治りますよ。」と力強く断言してくれ、その言葉どおり仮歯を入れてもらっただけでも感動するほど自然で、鏡を見せられて思わずポロポロ泣いてしまったくらい。一年間ずーっと重く暗くのしかかっていたものがスーって消えていくようでした。「そんなのプレハブ小屋ですよ。今からちゃんと本物の家を建てますからね。」と一言。ついでに他の歯もレーザーホワイトニングしてもらい、めでたく透明感のある自然な歯に生まれ変わりました。

式の打ち合わせなど、忙しい中大阪まで通院するのはとっても大変だったけど、「新郎は泣いてたけど、新婦は最初から最後までニッカニカだったな。」と言われるほど100%の笑顔で思い出に残る結婚式をむかえることができ、先生にはホントにホントに感謝。それ以来、他の歯医者さんに治療されるのが怖くて今でも大阪まで通っているというわけなのです。

ちょっとした出会いで、明るい毎日を取り戻すことができるもの。
歯のことで悩んでいる人がいたらぜひ紹介したい歯医者さんです。