I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

小値賀島ツアー その8

2011年09月16日 | 五島のお話

地の神島(こうじま)神社にて

なかなか終わらない小値賀の旅。いよいよ二日目に入ります

夜中に激しい稲光と雷雨の音で目が覚め、「この日はもう観光は無理か…」と思いきや、明け方には雨も上がり、まだまだ小値賀を散策できそうなお天気にさすが晴れ女(自称ですが…)の私達低気圧も小値賀の上空を避けてくれたようですさて、まずは前日にたどり着けなかったの神島神社五両ダキへ向かいましょう~

この地の神島神社は、704年(飛鳥時代)に遣唐使の航海の安全を願って創建された神社で、五島列島一古い神社と言われています。

しかも野崎島にある沖の神島神社と向かい合っており、この二つの神社が一対の神社となっているとのこと。今までいろんな神社を訪れましたが、海を隔てて一つの神社が建立されているなんて初めてです

 

狛犬好きの私は、神社を訪れると必ず狛犬さん達のお顔をじっくり拝見するようにしているのですが、この神島神社の狛犬は私がこれまで見てきた中でもかなり上位にランクインする可愛らしさこの表情、とっても個性的でステキでしょ?残念なのは片方の狛犬さんは顔が崩れてしまっていたということ。あぁ~元のお顔が見てみたいなぁ

鳥居の向こうは海。そしてその先には野崎島が見えています。この野崎島自体かつては「神島」と呼ばれていて、信仰の中心になっていたのだそうです。

鳥居の先にある階段を下りると、海に面したところに鳥居が立っていて、その姿はまるで海の向こうにある沖の神島神社の方をしっかりと見据えているかのようです。残念ながらここから沖の神島神社を確認することはできませんでしたが、次回は必ず野崎島まで足を伸ばしてその姿をカメラに収めてこようと思います

さて、お次は巷では『小値賀のハワイ(←後輩oka曰く)』と呼ばれているという五両ダキへ。前日にレストラン藤松のお姉さんに教えていただいた道を辿って行くと、教わっていた通り牧草地の中へ突入「車で行ける所まで行って後は歩いて行ってください」と言われていたので、その通りに草むらを歩いて行くと…

昨日は遠くから眺める事しかできなかった五両ダキが目の前に見えてきました~

さらに進んで行くと、五両ダキの真下まで来ることができましたよ~う~ん、なるほど!確かにハワイのビーチのような美しさです

 

名前の由来など詳しいことはよく分かりませんが、この五両ダキは海底火山の噴火口の跡なのだと聞きました。五島地方では火山性の山が海蝕作用によって断崖となった地形を「ダキ」と呼ぶのだそうで、この小値賀島は火山活動という自然の営みによってできたものなのだとか。

私達人間が出現する遥か昔、噴火によって隆起した真っ黒な大地に新しい命が芽生え、緑が繁茂していく。それを動物が食み、また新しい命が息づいていく。私達はそのずっとずっと後に生まれ、それまで不毛の大地を豊かにしてきた植物や動物達の命を頂きながら、この地に住まわせてもらっているのだ。

五両ダキの真下に立ち、この島の生い立ちを想像しながら、自分たちはこの熔岩の隙間から伸びる植物達と同じように自然の一部であるのだということをまた改めて感じる事ができました。人間が中心なのではなく、植物も動物も私達と同じように生きていて、その命もまた同じように大切なものであることを、私達はいつも心に留めておかなければなりません。それを忘れないためにも、これからもこのように生の自然と向き合う事を続けていきたいと思ったkero-keroなのでした。

五両ダキの迫力に圧倒され、しばらくの間言葉を失い、その雄大な景色に目を奪われていると、今朝からずっと薄暗い雲が立ちこめていた空が、みるみるうちに美しい青空へと姿を変えてくれました明け方には激しい稲光と雨音で眠れないほどだったのに、こんなに晴れるなんて島の神様がちょっとだけサービスしてくれたのかな空の変化と同時にその透明感と青さを増していく小値賀の海。沖縄の海にも負けないくらいとってもきれいでした

この旅で一番のお気に入りとなったこの場所で、この旅で一番のお天気に恵まれて、とっても幸せ~な私達レストラン藤松のお姉さん、ここまでの道を教えてくださって本当にありがとうございました

五両ダキがステキすぎてその場を離れるのもすごく名残惜しかったのですが、とにかく限られた時間の中で小値賀の見所を余す所無く見て廻りたい!ということで、次にやってきたのは番岳園地。ここでも小値賀の牛さん達が放牧されていて、すぐ間近にその姿を見ることができました。

 

毛並みに艶があって、とっても立派な小値賀の牛さん達。ここまで近づくと「ぼりぼりぼり…むしゃむしゃむしゃ…」という彼らが草を食む音が聞こえてきます。お食事中に邪魔してごめんね

この写真、かなりお気に入り牛さん達の会話が聞こえてきそうでしょう?青い海と豊かな緑とそこに生きる命。小値賀の雰囲気をよく捉えてるなぁって思います。ま、シャッターを切ってくれたのはtamiなんですけどね

その8くらいで終われるかな~と思っていましたが、またまた終わりませんでした小値賀の旅はもう少し続きます

その9へ続く


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よかね~ (ma-mac)
2011-09-18 23:41:58
ウシが、伸び伸びと生活してそうで生き生きしてまっす!
元気そうで良かですたい!
よかでしょ~! (kero-kero)
2011-09-20 10:57:57
>ma-macさん
小値賀の牛達はみんなこんな風に放牧されていて、
ゆったりとマイペースで生活しているような感じがしました。
そのせいか毛並みに艶があってとってもきれいでしたよ~

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