そう考えると、今の若い人が労使問題に無知であり、無気力であり、問題提起する前に「何も出来ない」と諦めきってしまうのも、仕方のないことかもしれません。
労働者が待遇改善や権利を求めて闘う姿を見てないし、知らないからね。
私のようなバブル世代でも、「ハチマキおじさん」は過去の遺物で、社会問題よりディスコ! ナンパ! だから。
そんなのが親やってたら、子供がブラック企業で苦しんでも一緒に溜め息つくしか術がないでしょう。
「ハチマキおじさん」は、未来の子供たちの為に闘ってくれたんだろうけど、肝心なことを後世に伝えるのを忘れてた。
理想的な労働環境は、自らで勝ち取るしかない。
黙ってても、給与と込みで与えてくれる経営者なんて、砂漠で砂金を拾うようなもの、ってこと。
ある意味、労働組合にガンガン突き上げられた国や資本家や経営者の最大の復讐は、その子の世代を骨抜きにして、労働法のロの字も知らない無気力・無関心なバカにすることだったかもしれません。