2011年5月28日(土) 栗ヶ沢バプテスト教会
ソプラノ : 小林木綿
カウンターテナー : 上杉清仁
リコーダー : 高橋明日香
ヴィオラ・ダ・ガンバ : 武澤秀平
チェンバロ : 鴨川華子
この教会は、KERCの第1回の演奏会の候補会場のひとつだったのですが、
ここでの演奏会を聴いたのは初めてでした。
根津教会より広い教会堂ですが、とても響きのいい素敵な空間でした。
演奏会の日は雨でしたが、教会近くの閑静な住宅地を歩いていると、思わずこんなところで暮らせるといいなぁと
思ってしまいました。 雨の澄んだ空気が一層素敵な雰囲気を漂わせていたのかもしれません。
★ ソナタ 変ロ長調 HWV377 Allegro/Adagio/Allegro
recorder、ヴィオラ・ダ・ガンバ(gamba)、チェンバロ(cemb)
私も明日香先生にレッスンしていただいた曲です。もちろん明日香先生は、即興的な装飾もたくさんあって、
すごいなぁと感動しました。
★ レチタティーヴォとアリア『波浪の危険から - そよ風よ、ああ、どうか』
カウンターテナー、cemb
★ カンタータ『心がときめく』
ソプラノ、recorder(Alt、Sop)、gamba、cemb
★ アリア『私の苦しみを信じて』
ソプラノ、gamba、cemb
ソプラノ、とてもすばらしかったです。後悔を切々と歌い上げるのに聞きほれてしまいました。
小林先生は、個性的な声というのとは違うのですが、なめらかなお声で、古楽の歌にはとても合っているような
気がしました。
ヴィオラ・ダ・ガンバを弾かれた武澤さんですが、軽々と、あるいは飄々と、もの静かな感じで、
通奏低音の行きかたとしてこういう感じの方法もあるんだと思いました。
ガンバの演奏を聴いた経験が少ないので、感想というだけですが、こういう淡々とした演奏は
歌が入っていることが大きいのかもしれませんし、こういうのが普通なのかも?
KERCのガンバさんの躍動感のある演奏とはまた違った、趣のある演奏でした。
カデンツァの低音を出すときに、ガンバをサッと立てて演奏されるのが印象的でした。
★ アリア『心の中にすばらしい平安を約束する』 カウンターテナー、cemb
★ アリア『生きるがよい、暴君よ』 カウンターテナー、cemb
ここのところカウンターテナーの先生方の歌を聴く機会が増えました。上杉先生は軽やかなスーッとした
さわやかな歌声だと思いました。でもカウンターテナーの歌手の方は思ったよりおられるのですね。(^^ゞ
『心の中に・・・』は、魔女の手から恋人を救い出し魔女を倒したあとに歌われる勝利の歌だそうですが、
とても優しい雰囲気で、カウンターテナーの甘い響きが心地よく感じました。
一転して『生きるがよい・・・』は躍動感のある力強い歌声が素敵でした。
鴨川先生のチェンバロも、力強さと躍動感、奏者の技量を存分に見せ付けるような演奏でとてもすばらしかったです。
このコンサートで使われたチェンバロは、調律されているときに感じたのですが、低音部がとても豊かで
力強さもある楽器だなぁと思いました。
★ トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV389 recorder、トレブルgamba、cemb
ジョーバン・バロック・アンサンブルにはいまのところバロック・ヴァイオリンを弾かれる方がおられないそうですが、
それでもトリオ・ソナタをやらないわけには行かないと選ばれた曲だそうです。
ヴァイオリン・パートをトレブル・ガンバという小型の楽器(大きさはヴァイオリンよりも
少し小さいように思いました)で演奏されたのですが、長身の武澤さんのひざの上にちょこんと乗っている姿は、
ほほえましい感じでした。
★ カンタータ 『お前は私の胸にたくさんの矢を放つ』 HVW197 二重唱
ソプラノ、カウンターテナー、gamba、cemb
ソプラノとカウンターテナーの二重唱は初めて聞きましたが、すばらしかったです。
テンポのある16部音符を2人が歌う部分は、例えばリコーダーのアルト2本が3度で動くときそのままの
躍動感、和声感?を感じさせてくれました。
古楽の合奏を聴くたびに、ガンバやチェンバロの通奏低音を担当する先生方は、最初から最後まで
ほとんど出ずっぱりで、すごいなぁと感じます。
リコーダーだけの演奏会ばかりでなく、今回のようなコンサート、これからも聴きに行きたいなと思います。
(tomo)
ソプラノ : 小林木綿
カウンターテナー : 上杉清仁
リコーダー : 高橋明日香
ヴィオラ・ダ・ガンバ : 武澤秀平
チェンバロ : 鴨川華子
この教会は、KERCの第1回の演奏会の候補会場のひとつだったのですが、
ここでの演奏会を聴いたのは初めてでした。
根津教会より広い教会堂ですが、とても響きのいい素敵な空間でした。
演奏会の日は雨でしたが、教会近くの閑静な住宅地を歩いていると、思わずこんなところで暮らせるといいなぁと
思ってしまいました。 雨の澄んだ空気が一層素敵な雰囲気を漂わせていたのかもしれません。
★ ソナタ 変ロ長調 HWV377 Allegro/Adagio/Allegro
recorder、ヴィオラ・ダ・ガンバ(gamba)、チェンバロ(cemb)
私も明日香先生にレッスンしていただいた曲です。もちろん明日香先生は、即興的な装飾もたくさんあって、
すごいなぁと感動しました。
★ レチタティーヴォとアリア『波浪の危険から - そよ風よ、ああ、どうか』
カウンターテナー、cemb
★ カンタータ『心がときめく』
ソプラノ、recorder(Alt、Sop)、gamba、cemb
★ アリア『私の苦しみを信じて』
ソプラノ、gamba、cemb
ソプラノ、とてもすばらしかったです。後悔を切々と歌い上げるのに聞きほれてしまいました。
小林先生は、個性的な声というのとは違うのですが、なめらかなお声で、古楽の歌にはとても合っているような
気がしました。
ヴィオラ・ダ・ガンバを弾かれた武澤さんですが、軽々と、あるいは飄々と、もの静かな感じで、
通奏低音の行きかたとしてこういう感じの方法もあるんだと思いました。
ガンバの演奏を聴いた経験が少ないので、感想というだけですが、こういう淡々とした演奏は
歌が入っていることが大きいのかもしれませんし、こういうのが普通なのかも?
KERCのガンバさんの躍動感のある演奏とはまた違った、趣のある演奏でした。
カデンツァの低音を出すときに、ガンバをサッと立てて演奏されるのが印象的でした。
★ アリア『心の中にすばらしい平安を約束する』 カウンターテナー、cemb
★ アリア『生きるがよい、暴君よ』 カウンターテナー、cemb
ここのところカウンターテナーの先生方の歌を聴く機会が増えました。上杉先生は軽やかなスーッとした
さわやかな歌声だと思いました。でもカウンターテナーの歌手の方は思ったよりおられるのですね。(^^ゞ
『心の中に・・・』は、魔女の手から恋人を救い出し魔女を倒したあとに歌われる勝利の歌だそうですが、
とても優しい雰囲気で、カウンターテナーの甘い響きが心地よく感じました。
一転して『生きるがよい・・・』は躍動感のある力強い歌声が素敵でした。
鴨川先生のチェンバロも、力強さと躍動感、奏者の技量を存分に見せ付けるような演奏でとてもすばらしかったです。
このコンサートで使われたチェンバロは、調律されているときに感じたのですが、低音部がとても豊かで
力強さもある楽器だなぁと思いました。
★ トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV389 recorder、トレブルgamba、cemb
ジョーバン・バロック・アンサンブルにはいまのところバロック・ヴァイオリンを弾かれる方がおられないそうですが、
それでもトリオ・ソナタをやらないわけには行かないと選ばれた曲だそうです。
ヴァイオリン・パートをトレブル・ガンバという小型の楽器(大きさはヴァイオリンよりも
少し小さいように思いました)で演奏されたのですが、長身の武澤さんのひざの上にちょこんと乗っている姿は、
ほほえましい感じでした。
★ カンタータ 『お前は私の胸にたくさんの矢を放つ』 HVW197 二重唱
ソプラノ、カウンターテナー、gamba、cemb
ソプラノとカウンターテナーの二重唱は初めて聞きましたが、すばらしかったです。
テンポのある16部音符を2人が歌う部分は、例えばリコーダーのアルト2本が3度で動くときそのままの
躍動感、和声感?を感じさせてくれました。
古楽の合奏を聴くたびに、ガンバやチェンバロの通奏低音を担当する先生方は、最初から最後まで
ほとんど出ずっぱりで、すごいなぁと感じます。
リコーダーだけの演奏会ばかりでなく、今回のようなコンサート、これからも聴きに行きたいなと思います。
(tomo)