<この所、Type Rにハマッテいるような>
何か暑いと思いましたら、急に寒く成ったような。
九州 阿蘇の草千里は一面、雪景色とか?!
地球はホントに大丈夫なの?と聞きたくなりますね。
メガ台風などは、決して日本には来ない事を祈るばかりです。
そんな今日は、またまたType Rの整備なのです。
庭の椿は早くも、ボタボタと落花を始めたようです。
ヘッドライトの黄ばみ除去した所為か、エンジンの吹き上がり状態も気に成るのです。
何かスムーズでは無いのですよね。
ノッキングしているような、嫌々廻っているような。
やはり点火系でしょうか?
そう言えば、大昔に息子が点火プラグ交換したような。
多分、交換後は10万キロ以上走っているような???
そこで、点火プラグ点検をして見ます。
エンジンフードを開きますと、シリンダーヘッドの上に赤い椿の花弁が一枚!
そうそう、カムドーロのガソリン車輌にお乗りの方は、プラグ装着がされていますから、何かの参考になるやも知れませんから、ご覧下さいね。
まぁ~カムロードエンジンは、シート下に縦置き配置ですから、プラグ脱着は苦労しそうですが・・・・・
さて、本題のType Rですが、御丁寧にプラグカバー装着なのです。
まずは、このプラグカバー外しからですね。
赤丸部の5個の10mmナットを取り外します。
ナットを外しますと、アッ、左右の最端部はカラー付きボルトでしたが、プラグカバーが外れます。
どうやら息子が、分解時にナンバーを書いたようです。
このように、ナンバーを書いて置きますと、組付け時に間違わなくて良いですね。
最近時のガソリンエンジン車輛の点火コイルは、各気筒単位で1個づつ持っています。
ディストリビューターは、もう死語に成りつつありますね。
1番シリンダーを点検する事にし、カプラーを外します。
赤丸部のカプラー爪をマイナスドライバーで軽く押しますと、思いの外、簡単にロックが外れました。
自動車メーカーのカプラーは、強度的には強いのですが、旧車とも成りますと、樹脂が劣化している場合もありますので、無理をせず丁寧な作業が重要です。
カプラーもすんなりと抜けたのですが、茶色グリス状の物が付着しており、またカプラーが融けたのかと一瞬驚きました。
何しろ、サーキット走行ではレッドゾーン位まではエンジンを回しますからね。
それにしても、EP3エンジンは丈夫なエンジンで、かなりの高回転使用にも関わらず、壊れませんね。
茶色付着物をよく見ますと、どうやらカッパーグリスが付着しているようです。
カッパーグリスは名前の通り、銅粉をグリスに混ぜ込んだ物です。
銅粉で導通を確実なものにしようとの狙いなのでしょう。
カッパーグリス塗布は点火系では、初めて見ましたが、新車時より塗布されていたかは定かでは有りません。
もしかしたら、息子が塗布したのかも知れません。
次に点火コイルを取り外します。
点火コイルは、8mmボルトでシリンダーヘッドに締付けられています。
8mmボルトを取り外し、点火コイルを抜きます。
指先にやや力を入れ、天側に引きますと抜く事が出来ます。
点火コイルは重要な部品ですから、外観をウエスで拭き大切に保管します。
DOHCエンジンの場合、センタートーチ式ですから、点火プラグは各気筒の中央、奥深くに装着されていますから、専用の点火プラグ用レンチが必要と成ります。
二面幅は、16mmと成ります。
プラグレンチには、18mmも有りますので、間違わないよう注意下さいね。
プラグレンチを差し込み、プラグを左回転(反時計方向)に回し、プラグを緩め取り出します。
専用のプラグレンチには、ボックス内にゴム製のプラグホルダーが装着されていますから、点火プラグはレンチから落下する事は有りません。
抜き出しました点火プラグです。
インジュウム点火プラグは、無交換で10万キロ走れるそうですが、やはり摩耗はしますので、寿命近くに成りますと良い火花が飛ばない恐れは有ります。
さらに拡大し、電極部を見て見ます。
インジュウムプラグの経験が無いもので、摩耗状態が分かりません。
Bタイププラグですと、一目瞭然なのですが・・・・
まぁ~~言い訳をさせて貰いますと、小生の若い頃にはインジュウムなんて言う物は存在していませんでした。
焼け具合は、7番プラグですがほぼ真白ですから、やや焼け過ぎと言う所です。
小生の普段のエンジンの回し方が想像されますね。
やはり正極(中心の針状部)の電極は、摩耗しているように見えます。
何しろ新品のインジュウムプラグを見た事が無いのですが・・・・
(@_@;)
点検した結果の結論は、やはり交換した方が良いでしょう。
次にプラグの取付です。
点火プラグのワッシャが着座するまで、閉め込みます。
丁度、プラグレンチのバーが6時位置と成ります。
そこから、ワッシャを殺す(潰す)位置まで閉め込み、点火プラグのシール性を確保します。
一度、閉め込みワッシャは死んでいますから、約7時位置で完全密着、死んだようです。
この辺りは手トルクレンチですが、やはり整備には手感は大切ですね。
この辺りは経験則でしか無いのですが、やはり締付けトルクは手感で感じ取れる事が重要です。
全てのボルト脱着にトルクレンチを使用する訳には行きませんから。
その後、点火コイルを確実にセットしボルトで締付けます。
カプラーも内部の端子を変形させないよう、注意深くセンターを合わせセットします。
ロックが完全に掛かった事を音と手感で感じ取って下さい。
プラグカバーを取り付ける前に、ウエスで埃、汚れをふき取りますと、電気がスムーズに流れエンジン回転上昇がスムーズに成ります。
今回は点検のみでしたが、点火プラグは交換した方が良さそうですから、交換します。
やはり使い成れました、NGK製 インジュウムプラグから選択する予定です。
ここに来てホントType Rにハマりそうです。
やはり高回転スポーツエンジンの吹き上がりに慣れますと、そのスムーズさ、迫力、気持ち良さには魔力が潜んでいます。
ノーマルエンジンの燃費最優先エンジンとは、別次元なのです。
お後は、おあしでしょうか?
他にも沢山、直したい所が有るのです。
(@_@;)