「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄
「何のための除染か」 手抜きに地元首長ら怒り
福島第一原発 大量の汚染水処理が課題
菅官房長官「未来志向の『安倍談話』を」
袖にされた韓国重視 靖国放火犯釈放、首相「極めて遺憾」
本日は、朝日新聞の一面を見て驚いた。
除染を請け負った、大手ゼネコンの不正問題である。
除染をしたかのように装って、莫大な税金を手中にした構造は、許されない。
政府は、早急に調査をして、大手ゼネコンに対して、返納を要求すべきであろう。
安倍外交が、新年早々、失敗の兆しを示したようだ。
「未来志向の談話」など、近隣諸国に対して、「火に油」となるであろう。
こんな馬鹿集団には、政治は任せられない。
以上、雑感。
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「何のための除染か」 手抜きに地元首長ら怒り
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201301040048.html
- 2013年1月4日12時52分 朝日新聞
東京電力福島第一原発周辺で国が進めている除染で、取り除いた土や枝葉などを現場周辺に捨てる「手抜き除染」が横行していることが明らかになった4日、環境省は事実関係を調べる姿勢を示し、地元自治体には怒りが広がった。
井上信治・環境副大臣は栃木県矢板市で「報道で知り驚いた。事実関係をよく確認する。事実なら重大な問題なのでしっかり対応していかないといけない」と記者団に語った。環境省は元請けのゼネコン各社に対して現場責任者に事実関係を確認するよう求め、「手抜き」が確かめられたら管理徹底を指導する方針だ。
福島県の佐藤雄平知事は年頭会見で「事実であればきわめて残念。関係者には県民にとって除染がいかに重要か、しっかり認識してほしい」と訴え、「環境省には事実関係をしっかり調査し、明確に報告してもらう」と述べた。
鹿島などの共同企業体(JV)が受け持つ田村市では、下請けのリーダーが落ち葉や土を川に捨てるよう指示したと作業員らが証言した。冨塚宥●(ゆうけい、●は日へんに景)市長は朝日新聞の取材に「何のための除染だと思っているのか。信頼が失われた」と声をふるわせた。4日中に環境省へ事実確認と徹底した対応を求める。
市は福島第一原発から30キロ圏内の小中学校を来年度から再開するため独自の除染も始めたが、効果を疑問視する住民が多く、来年度の再開を昨年11月に断念したばかり。冨塚市長は「再来年度から何とか再開しようと思っていたが、これでは市がいくら安全と言っても住民から信用されない」とうなだれた。
前田建設工業などのJVが担う楢葉町では、刈り取った草木を捨てるよう作業員が現場監督から指示された。松本幸英町長は「事実なら大変遺憾。作業を見直し、早く『帰れる町』にしてほしい」と注文した。
飯舘村の菅野典雄村長は「あってはならないこと」。大成建設JVが受注した同村では駐車場を洗った水が回収されず川に流れ込んでいた。村の担当者は「報道が事実なら、除染への村民の信頼が損なわれる」。
川内村の遠藤雄幸村長は「もし事実とすれば裏切り行為だ」と憤った。村は昨年3月末に役場が戻り、住民の帰還が徐々に進む。「再び住もうとする住民が安心感を得るためにも除染は極めて重要。信頼関係が崩れかねず、環境省とJVに事実関係を確認する」と話した。
関連リンク
当方注)
福島県は、特異な地域で、この問題も、自治体が関与している疑惑が大きい。(知事の姿勢に問題緒)
いくら悪辣?な企業でも、政府や県知事の了解なしには、このようなことはできない筈。その理由は、今後営業活動ができなくなるためだ!
検察当局は、真剣に調査すべしと言っておこう。
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福島第一原発 大量の汚染水処理が課題
1月5日 4時54分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130105/k10014594861000.html
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廃炉作業が進む東京電力福島第一原子力発電所では、大量の汚染水の処理が課題となっていますが、対策の要となる新たな処理設備の運転開始が大幅に遅れており、事故から2年近くがたっても、増え続ける汚染水を安全に管理する抜本的な解決策は見いだせていません。
福島第一原発では、事故直後から、1日400トンほどのペースで建屋に地下水が流入し、汚染水となって今も増え続けています。
こうした大量の汚染水は、現場の放射線量を押し上げる要因ともなっているほか、万一、外に漏れ出せば環境汚染につながりかねないことから、できるだけ放射性物質を取り除き、安全に管理することが求められています。
この対策の要となるのが、これまでは除去できなかった放射性ストロンチウムなど62種類の放射性物質を取り除く新たな処理設備で、東京電力は当初、去年9月の運転開始を目指していました。
ところが、設備が完成したあとに、処理に伴って発生する放射性廃棄物を保管する容器の強度不足が判明し、国から追加の試験や容器の補強を求められています。
このため、設備の運転開始の時期が大幅に遅れていて、東京電力は「年内のできるだけ早い時期に運転を始めたい」としていますが、具体的な時期は見通せない状況です。
汚染水を巡って東京電力は、増加の原因となっている地下水をくみ上げて建屋への流入を防ぐ対策や、原発から海への流出を防ぐため地下に鋼鉄製の壁を設置する対策なども進める計画です。
しかし、設備からの水漏れや、トラブルによる処理設備の停止が相次いでいて、事故から2年近くがたっても、汚染水を安全に管理する抜本的な解決策は見いだせていないのが現状です。
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「双葉町帰還、30年後を目標」町長、時期に初めて言及
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201301040394.html
- 2013年1月4日23時27分 朝日新聞
東京電力福島第一原発事故で埼玉県加須市に役場ごと避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長は4日、職員への年頭訓示で、「町と町民のふるさとへの帰還目標を暫定的に30年後とする」と述べた。町長が帰還時期の考え方に言及したのは初めて。
井戸川町長は「30年後」とする理由を、放射性セシウム137の半減期が約30年であるためと説明。国と福島県、東電に徹底した除染を求め、30年間は町民の仕事や住まい、就学や医療など生活環境の整備に取り組むという。
国の試算では、原発事故当時の双葉町民約7千人のうち75%は年間の被曝(ひばく)放射線量が50ミリシーベルト超の地域に自宅がある。避難区域の再編にあたり、この地域は5年以上帰れない「帰還困難区域」になる見通し。町長は「帰還の目標値は年間1ミリシーベルト」と語った。
原発事故からまもなく1年10カ月が経つ。町の臨時職員の男性(75)は「30年じゃ自分は生きていない。困ったもんだ……」と話した。
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「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201301040001.html
- 2013年1月4日05時46分 朝日新聞
【動画】除染作業手抜きの実態
【青木美希、鬼原民幸】東京電力福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが、朝日新聞の取材でわかった。元請けゼネコンの現場監督が指示して投棄した例もある。発注元の環境省は契約違反とみて調査を始めた。汚染廃棄物の扱いを定めた特別措置法に違反する可能性がある。
【特別報道部から】除染の実態や労働状況について情報を求めます
■福島第一周辺、環境省が調査へ
環境省は昨夏以降、福島県内の11市町村を除染特別地域に指定し、建物や道路、農地などから20メートル内の本格除染を始めた。それ以外に広げるかどうかは今後の課題だ。これまで4市町村の本格除染をゼネコンの共同企業体(JV)に発注した。楢葉町が前田建設工業や大日本土木など(受注金額188億円)、飯舘村が大成建設など(77億円)、川内村が大林組など(43億円)、田村市が鹿島など(33億円)。
環境省が元請けと契約した作業ルールでは、はぎ取った土や落ち葉はすべて袋に入れて回収し、飛散しないように管理しなければいけない。住宅の屋根や壁は手で拭き取るかブラシでこする。高圧洗浄機の使用は汚染水が飛び散るため雨どいなどごく一部でしか認めていない。洗浄に使った水は回収する決まりだ。
取材班は昨年12月11~18日、記者4人で計130時間、現場を見て回った。楢葉、飯舘、田村の3市町村の計13カ所で作業員が土や枝葉、洗浄に使った水を回収せずに捨てる場面を目撃し、うち11カ所で撮影した。また、作業員約20人から、ゼネコンや下請け会社側の指示で投棄したという証言を得た。「作業ルール通りやればとても終わらない」との声も相次いだ。
楢葉町の道路沿いの山林で働いた下請け作業員は11月27日、大日本土木の現場監督から刈り取った草木の一部を崖下に捨てるよう指示されたと証言。取材班はこの際の録音記録を入手した。大日本土木や前田建設は取材に回答していない。同町では12月17日、2人が屋根やベランダを高圧洗浄機で洗い流し、水が飛び散る場面も撮影した。
田村市で働いた4人は11月16、17日、下請けのリーダーから落ち葉や土を熊手で川にかき落とすよう指示されたと証言。取材班は同市の別の現場で12月14日に下請けのリーダーが自ら川岸にたまった落ち葉を足で蹴って川に落とす場面を撮影した。鹿島は「事実関係を調査中」としている。
飯舘村では12月18日、駐車場の路面の高圧洗浄で使った水がそのまま側溝に流れ、川に注ぎ込んでいくまでを撮影した。大成は「確認中」としている。
除染作業中に土や枝葉を捨てる行為は契約違反にとどまらず、放射性物質による環境汚染への対処に関する特措法が禁じる廃棄物の投棄(5年以下の懲役や1千万円以下の罰金)に触れる可能性がある。環境省は「事実なら重大な問題だ」とし、ゼネコン各社から事情を聴く方針だ。
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新年度予算案「1月中に」 首相、原発新設容認は修正
http://www.asahi.com/politics/update/0104/TKY201301040270.html
- 2013年1月4日23時12分 朝日新聞
伊勢神宮を参拝する安倍首相(中央)、谷垣禎一法相(左)ら=4日午後1時33分、三重県伊勢市、細川卓撮影
安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市で記者会見し、編成が遅れている2013年度予算案について「民主党政権で水ぶくれした歳出の無駄をカットし、1月中に政府原案の決定を目指す」と表明した。そのうえで「15カ月予算の考え方のもと、今年度大型補正予算と来年度予算をあわせて実施していく」と述べた。
原発新設については「ただちに判断できる問題ではない。(原発の)安全技術の進歩の動向を見据えながら、ある程度時間をかけて検討していきたい」と強調。首相は昨年12月30日、「国民的な理解を得ながら新規につくっていくことになるだろう」と含みを持たせていたが、より慎重な言い方に修正した。
また、早期実現を表明している日米首脳会談については「日米同盟の強い絆が元に戻ったと内外に示したい」と強調。時期については「米国側が日程的に立て込んでいるので、ある程度幅を持たせて調整している」と語った。
一方、靖国神社放火などの中国人容疑者の身柄引き渡しに韓国政府が応じなかったことには「日韓間には(容疑者の)引き渡し協定(条約)があるにもかかわらず、事実上全く無視した。極めて遺憾で強く抗議したい」と語った。
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菅官房長官「未来志向の『安倍談話』を」
2013.1.5 00:32 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130105/stt13010500370000-n1.htm
菅義偉官房長官 グループインタビュー =4日午後、東京都千代田区(瀧誠四郎撮影)
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日、産経新聞などのインタビューに応じた。
--「植民地支配と侵略」への「心からのおわびの気持ち」などを表明した平成7年の「村山談話」にどう対応するか
「村山談話を引き継ぐと同時に、安倍内閣として21世紀の未来志向の新しい談話を発表したい。有識者に検討してもらい、『安倍談話』という方向にしたい。アジアの安定、経済を考えた際に必要と判断した」
--旧日本軍による慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」は
「政治・外交問題にするつもりはない。安倍第1次内閣で(答弁書を)閣議決定した事実もある。それを踏まえ有識者が研究中だから私がそうした方から意見を聞くこともある」
--集団的自衛権は
「行使できる環境を整備したい。第1次安倍内閣で有識者会議を開いて、報告を受けている。6年弱たって日本を取り巻く環境も変わった。もう一度、皆さんに検討していただきたい」
--参院選までに環太平洋戦略的経済連携協定の交渉参加を決断するか
「聖域なき関税撤廃が前提条件とする交渉には参加しないのが基本。状況を省庁から聞いて精査したい」
--日銀総裁人事は「官僚出身」を排除しないか
「最初からふるいにかけることはすべきではない。安倍内閣として円高・デフレ脱却が最優先で、その考え方を理解してくれることが基本。野党には粘り強く説明し、賛同してもらえる努力をしたい」
当方注:
この政権が「未来志向」?
「村山談話」や「河野談話」の戦略的「意義」を理解できない単純な「連中」が何をか言わんである。
右翼・民族主義主張を抱える「新しい教科書を作る会」やこれに賛同する学者・有識者の政治的立ち位置は、過去の、戦前当時の日本、「富国強兵、アジアでの覇権者」の立ち位置であり、決して近隣諸国は「未来」など信じないであろう。政治的立ち位置を理解していないようだ。
戦前のような状況を希求する「保守回帰」の思想で、シナとか朝鮮と隣国を蔑視するようでは、「未来」など語れる筈はない。
この方向を強めれば、アメリカの傭兵として自衛隊を差し出し、機嫌を取っても、にこにこ笑っている米国は、「リメンバー・パールハーバー」の観点から、現在の中国以上に、日本を『敵国化』することとなろう。
日本の「経済的・政治的自立」と言う課題は、現安倍政権の下では成し遂げられず、それどころか、「世界からの孤立を深める」だけであろう。
現政権の連中、「馬鹿」の一言に尽きる。菅官房長官の目つきだけでも、理解できよう。
☆☆☆文字制限続く☆☆☆
Astronomy Picture of the Day
Sunrise at Tycho (月面、ティコの日の出)
Credit: NASA / GSFC / Arizona State Univ. / Lunar Reconnaissance Orbiter
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妻純子の状況:今日は、幾分かパルスが高めの110台になっていた。
体温も、理由不明だが、37.5℃と微熱が出ていた。他は、変化なし。
次女、無事、自宅に戻っていた。メッセンジャーで、孫娘二人と娘夫婦と会話。今度は、孫娘二人と一緒に、6月に来日すると言う事である。
・・・・・本日は、これまで・・・・・
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