北海道マラソン2007・・・25ｋｍまで

無事スタートを切ったものの、3000人以上が狭い公園道路を走っているのである。
最後列に近いところからスタートした我々はスタート地点に行くまでに2分かかった。
ホノルルでは最後列からだと15分以上かかる。ホノルルはそれでいい。時間制限もない。時間計測もスタート地点を通過したところからだからだ。しかし、今回はそうは問屋が卸さないのである。時間計測はスタートの号砲から一斉なのだ。おまけに５ｋｍ毎に通過時間制限があり、これを超えると競技を中止しなければならないのである。
最初の５ｋｍはスタートの問題もあり32分であるが、それ以降は28分単位で制限時間が設けられている。これは1ｋｍを5分36秒で走らなければいけない時間なのだ。
　
真駒内競技場を出て一路進路を南に取る。第一折り返し地点をまわると５ｋｍ。ここを過ぎたところで初めての給水地点だ。既に通り過ぎたランナーの残した紙コップで道路はオレンジ色に染まり、数か所設けられているテーブルの手前側は売り切れ。数少ない水を求めて群がるランナー。しかしスタート地点で既に27度、給水を取らないわけにはいかない。５ｋｍ通過時間は26分強。2分の貯金が出来た。

７ｋｍ地点はまた真駒内公園前に戻り、今度は進路を北に取っていく。国道453から平岸街道に入る手前で10ｋｍ地点。ここまでも弟と二人並走で順調に通過。また2分の貯金。沿道の応援する人達を見る余裕もあった。

12ｋｍ付近が地下鉄平岸駅。ここでnikoを発見。ちんどん屋みたいな格好だが今日ばかりは目立って探しやすい。スタート時は数メートル前にいたシャムっちさんと403ちゃんは探せない。飛ばしてるのか

平岸街道を突き当り右折。国道36号線を横切って、地下鉄菊水駅を通過。一条大橋を渡ったところで15ｋｍの関門だ。気温も上がってきているが、若干風もあり、給水もなんとか取れる中での通過。ここまでも2分くらいの貯金。
ここから東8丁目通りをひたすら北に24条まで走る。若干足が重くなってくる。

17ｋｍ地点の24条を左折し西に向かう。地下鉄北２４条駅付近が２０ｋｍだ。
普段はここまでの距離が練習で走る最長で、この先は未知だ。やはり脚が重くなってきた。それでもこの５ｋｍは２７分でまだ貯金することが出来た。
ちょうどハーフまで来たときにっしー＆つっちー夫妻が声を掛けてくれた。思わぬ声援に勇気付けられた。

この宮の森北２４条通りから一度新川通りを８００ｍ程走り、琴似栄町通りを右折し、左手に新川駅（２３ｋｍ地点）を見ながら高速をくぐったところで左折し新琴似２条通りを西に向かう。２５ｋｍの関門はもうすぐだ。しかし並走している弟に着いていくのがやっとなほど脚は重たかった。
急激に気力が奪われていくのがわかり、周りを見ている余裕もなくなっていた。